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【観光特急しまかぜ】予約・乗る際の注意点と見逃がせないポイント、体験したいカフェのスイーツ

近鉄の観光特急「しまかぜ」は第62回の式年遷宮に合わせて2013年から運行を開始した人気の観光列車。近鉄名古屋・京都・大阪難波を伊勢志摩の賢島とつなぐ3つのルートがある。

とにかくチケットが取りにくいことで有名。だからこそ乗る機会があるなら、準備万端整えて手抜かりのないようにして乗車当日を迎えたい。

チケット購入段階からの注意点や、見落としたくない特色、それにぜひ体験したいカフェ車両でのスイーツなど、管理人の体験を交えて紹介する。

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インターネットでの予約

乗車日の1か月前の同じ日の10時30分から予約受付となる。

6両編成の1号車と6号車はガラス張りの展望車両になっている。特に先頭車両は争奪戦。早い者勝ち。

予約サイトで事前に会員登録を済ませておいて、時間前に日付と区間を入力して、「シートマップから選択」を選んでおいて、10時30分になると同時にページの一番下にある「次の画面へ」をクリックし、次の画面で号車を選んで座席をキープする、ということをしないと取れない。

乗るなら先頭車両がおすすめ

どうせ乗るなら先頭車両だ。

前面ガラス張りは、やはり圧巻。これでこそ観光列車、という感じだ。

賢島発の場合は1号車が先頭、賢島行の場合は6号車が先頭なので、先頭の展望車両の最前列狙いの方はお間違えのないように。

先頭車両の一番前のペア席は最初の数秒が勝負。管理人は5人分取らなければならなかった時に、先頭ペア席が取れなかったので先頭1人席だけ確保して他に4席取った。最前列は1席あれば一人ずつ堪能できる。

しまかぜ記念乗車証

少し前までのしまかぜ記念乗車証には特急券をはさむスペースが設けられていたが、最近の記念乗車証にはない。インターネットで予約してチケットレスで乗る人が増えたためか。

インターネット予約でも特急券が手元に欲しいという場合は、購入の際に「駅で受け取り」を選ばなければならない。ただし予約から8日以内かつ乗車前日までに駅で受け取る必要があるので、前日までに駅へ行けない人はこの手は使えない。

2014年「ブルーリボン賞」受賞

しまかぜは2014年の「ブルーリボン賞」(鉄道友の会主催)に輝いた。ブルーリボン賞は前年に新たに営業運転を開始した鉄道車両の中から人気投票で選ばれるもの。車内にはブルーリボン賞の記念プレートが掲げられている。

近畿日本鉄道はブルーリボン賞受賞数が多い。人気の高い特別車両を数多く輩出しているのだ。

先頭車両の荷物はロッカーへ

1号車と6号車だけはハイデッカー式(デッキが高い構造)の車両なので、座席の上の荷台がない。荷物は乗車時にロッカーへ入れる。

2号車と5号車は荷台がある。グループ席車両は個室なので持ち込めば問題ない。

ハイデッカー式はバリアフリー化とは真逆のものなので年々廃止されているし、今後もあまり造られないと思われる。

シート

ペアシートとシングルシートの3列配置で、前後間隔は125cmと私鉄最大のゆとり設計。

クリーム色の本革をしつらえたシートは、電車のシートとしてはありえないような高級感。

電動リクライニングに可動式ヘッドレスト。レッグレストがふくらはぎを支え、エアクッションが腰部を支える。そしてマッサージ機能付き。

人間工学に基づき、長時間でも快適に座れるファーストクラス並みのシートはマッサージチェアの大手企業も開発に関わっている。1シート当たりにかかった開発費は約100万円だとか。

そもそも近鉄特急しまかぜの建造費は2編成で37億円と言われている。さらに2014年秋に運行が開始された京都~賢島間のために1編成増備している。お金がかかっているから特急運賃も高いのだ。

カフェ車両

カフェ車両は乗車後15分ぐらいでオープンする。その際には車内放送が流れる。混雑する時は混雑する。

1階と2階があり、人気はやはり2階席。

前回、京都発10:00の便に乗ってすぐに聞きに行ったら「丹波橋を出発してからオープンします」とのことだったので、丹波橋を出てすぐに向かった。5人だったけれどすんなりと2階席に座れた。

早めに体験したければ早めに行くに限る。座ったのが10時10分。30分後に出る頃には満席で、待っている人がたくさん並んでいた。

なお、個室の場合は部屋で注文できるらしい。管理人は未体験だけれど。

スイーツセット1,000円

スイーツセットはケーキとドリンクと焼き菓子のセットで1,000円也。車窓からの展望を楽しみながらのカフェタイムに1,000円は安いと思う。

ケーキは2017年10月現在で4種類。5人で入ってケーキを全種類頼んでみたが、一番人気は抹茶だった。筆者は個人的にショートケーキが好きだ。結局どれもおいしい。

焼き菓子は伊勢のお土産品としても人気の高いブランカのシェル・レーヌというマドレーヌ。G7伊勢志摩サミットのコーヒーブレークのお菓子にもなった。天然パールシェルカルシウムが入っているらしい。

→ブランカ公式サイト

松阪牛カレー1,340円

カフェ車両とにもかかわらずしっかりと食事ができる。

2017年10月現在で松阪牛カレーと海の幸ピラフは1,340円、うな重は1,700円。

走る列車の中で食べるカレーはなぜかとってもうまい。

個室とサロン席

しまかぜには和風個室・洋風個室(定員4名)とサロン席(定員6名)がある。

個室は個室料金が別途1,030円必要。

公式によると、個室を利用するには大和八木~伊勢市または近鉄四日市~伊勢市の区間が含まれている必要があるらしい。

サロン席は4名~定員人数で予約できる。

電子マネーに対応

車内販売やカフェ車両での支払いに交通系電子マネー(Suica・TOICA・ICOCA等)が使える。

カフェ車両のレジ横にはオリジナルグッズなどが売っている。支払いにICカードが使えるのは財布を持ち歩かなくていいので便利で安心。

無料Wi-Fiや完備

車内で使えるアクセスポイントは「SHIMAKAZE_Free_Wi-Fi」と「SHIMAKAZE_Channel」の2つ。

SHIMAKAZE_Free_Wi-Fiはインターネットが使える。

SHIMAKAZE_Channelはしまかぜ独自のコンテンツを扱うチャンネルで、スマホのブラウザー経由で音楽を聴いたり、車外に設置してあるカメラの映像を閲覧したりできる。速度表示もあるので面白い。

タバコは喫煙室で

当然ながら全席禁煙だ。どうしてもタバコが吸いたい人のためには喫煙室が設けられている。

完全分煙なので、吸わない人がにおいに悩まされることはない。吸う人にとってはこの上なく有り難いことなのだろう。

まとめ

しまかぜは何から何までプレミアムだ。普通運賃と特急料金に加えて「しまかぜ特別車両料金720円~1,130円」を支払って乗るだけの価値はある。

昔は新幹線などをはじめとしてビュッフェ車両や食堂車を持つ列車が数多く運行されており、憧れの的だった。現在ではしまかぜのように本格的な料理を提供するビュッフェ車両は希少だ。ビュッフェ車両を体験するためだけでも、しまかぜには乗りたい。

以上、しまかぜに乗る場合の注意点やチェックポイントをかんたんに紹介してみた。この記事を読んで「乗ってみたい」と感じていただければ、とても幸いです。

→「しまかぜ」公式サイト

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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