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ahamoからIIJmioに乗り換えて大満足!セット販売の”moto g66j 5G”が最高だった話

ahamoを使い始めて2年と3か月。半年ほど前に「そろそろ他社に乗り換えようかな」と思っていた矢先の2024年10月に”20GBから30GBに増量!しかも価格据え置き”という、世間でいうところの「ahamoショック」を迎えた。で、その時はとりあえず継続ということに。

しかしここ数か月のデータ利用量を確認してみたところ、15GBを超えた月が全くないことが判明。使いもしない30GBのために税込2976円を払い続けるのはやっぱり無駄だろうということで、より小容量で安いSIMに乗り換えることが決定した。

ところでIIJmioにはスマホのセット販売があって、しかもこの時期とってもお得なキャンペーンが開催されていた。セット販売で通常よりも安く購入できると聞くと、どうしても欲しくなってしまう。買わないという選択肢はあるのかないのか・・・。

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乗り換え先の候補はIIJmio

ahamoから乗り換える先として候補に挙がったのがIIJmio。

ふつうは楽天モバイルを挙げるところなのだが、楽天モバイルの回線はすでに1本契約済みなのだ。「それならahamo要らなかったんじゃないの」と言われそうだけれど、私が住んでいる地域では楽天モバイルはほぼ圏外。「じゃあ何で楽天モバイル契約してるの?」という話になるが、これは電話番号を残しておきたかったのと、出先での予備回線の確保。そして2026年に衛星回線が導入されるのをユーザーとして体験したいから。

ついでに言うと、おすすめSIMの上位によくランクインしているpovo 2.0も1回線契約している。

さて、乗り換え先候補のIIJmioの料金プランはというと、2025年6月時点で次のようになっている。

IIJmio 公式サイト

上記画像はキャンペーンの特典や2回線以上契約した場合の家族割などが記載されているけれど、キャンペーンがない場合の実際の料金は下のようになる。

データ容量月額
2ギガ税込850円
5ギガ税込950円
10ギガ税込1,400円
15ギガ税込1,800円
25ギガ税込2,000円
35ギガ税込2,400円
45ギガ税込3,300円
55ギガ税込3,900円

単純に比較できないことはわかっているが、ahamoの30GB(税込2,976円)よりもIIJmioの35GB(税込2,400円)のほうが安い。でも30GBが多過ぎると思ったから乗り換えるわけで、コスト削減したなあという実感が持てる金額としては15GB(1,800円)ぐらいが妥当か。

「スマホとセット」という言葉につられて

私は別にスマホは要らないのだ。ここしばらくはメインとしてGalaxy S20 Ultraを使っていて、十分満足している。3年以上経つのにバッテリーが何とかなっているし、何といってもRAMが12GBもあるスマホに慣れてしまうと他は使いづらい。

であるにもかかわらず「スマホとセット」という文言を見ると買いたくなってしまう。今回は「サマーキャンペーン【スマホ大特価セール】[期間限定]のりかえ価格 2025/8/31まで!」という最強の煽りがあったのでなおさらだ。

⇒IIJmio 端末ラインアップ(公式)

私が検討している時には”他社からの乗り換え”の際に”一括払い”で購入できるスマホが500円からあった。でもさすがに500円で買える端末に夢見るほどもう若くはない。ちなみに500円で購入できるスマホはXiaomi社製の「Redmi 12 5G [4GB/128GB]」(通常価格27,800円)。

motolora社製の「moto g05 [8GB/128GB]」(通常価格19,800円)は980円。

そこから上は9,800円の「OPPO A3 5G」(通常価格29,800円)、「FCNT arrows We2 M07」(通常価格32,800円)。

冒頭で述べたようにもともとスマホは要らないので、あまり高いのは遠慮したい。しかしどうせ買うなら”実用に足るもの”に限りなく近い製品がいい。そもそもRAMが4GBのスマホがまともに動くとは思えない。

まあ、そうはいっても4GB RAMでも何とか使える製品もある。楽天モバイルが”最強なんちゃら”のサービス開始初期にセット販売していた「Rakuten Hand」などは、4GB RAMなのに未だにモンハンNOWとかOKなのでびっくりなのだ。アプリをサスペンドするとそのまま落ちるのでメモリー不足なのは明らかだけれど。

あと、ahamoが配布していた「AQUOS SH51C」も同じ4GB RAMなのだが、こいつはダメだ。ahamo回線のテザリング専用機として役立っているが、スペックがギリギリ過ぎてそれ以外のことには使えない。

ようするに、安物買いは無用の長物を生むだけだということだ。安過ぎず、ほどほどの値段・スペックのものを買おう。

買うならどっち?”変わり種”or”激安良品”

で、いろいろなセット端末をつらつら見ていると「うっ、これは・・・」と思う製品が2つあった。「nubia Flip 5G」と「moto g66j 5G」だ。

まずは「nubia Flip 5G」。日本でなかなか普及しないと言われているフォルダブルスマートフォン、いわゆる”折り畳みスマホ”である。

「nubia Flip 5G」は通常価格79,800円のところ、セット販売で19,800円。nubiaは中国ZTEの傘下で、ZTEはHuaweiと並んで2018年にアメリカから出禁を食らった企業だ。・・・スパイ疑惑で・・・。

ZTEのブランドイメージが悪くなったため、そこから独立したのがnubia。なのだけれど、ZTE参加であることに変わりはないので、世間から100%信用されているわけではないのだとか。

とはいえ「nubia Flip 5G」は2024年に日本の技適(技術基準適合証明)を通過しているわけで、nubiaブランドが日本で本格的に展開する初めての機種だそうだ。2025年になって後継機「nubia Flip 2」が出たため、価格が下がったと思われる。

どうせ買うなら”変わり種”か。折り畳み使ってみたいし。そんな風に考えて調べているとどんどん欲しくなってくる。でも海外での評価はあまり良くない。

もう一つの候補が7月10日から売り出される「moto g66j 5G」。こちらは米モトローラの新製品。安いわりに高評価を得ていた「moto g64 5G」の後継機だそうだけれど、私は前機種のことをよく知らない。今までモトローラの製品に目を向けたことがなかった。

モトローラは老舗携帯メーカーで、アメリカ国内ではシェア3位。近年は日本国内のSIMフリー端末のシェアも3位につけている。ちなみにアメリカにある会社だが、中国レノボの100%子会社。

日本でのシェアが急拡大したのは、日本向けに”おサイフケータイ機能”を付けるようになったのが大きい。

今回登場した「moto g66j 5G」はセット販売で9,800円。マジか!と思う値段だけれど、もともと通常価格も30,800円と激安。ローエンドクラスの値段だ。でも前評判がすこぶる良い。前機種の「moto g64 5G」がいい感じだったのと、それよりちょっとスペックが上がったのに価格が据え置きだったので余計に注目されているらしい。

19,800円で折り畳みスマホを手に入れるか、9,800円という激安価格でモトローラデビューしてみるか。今回はこの2択になりそうだ。

nubia Flip 5Gの微妙なスペック

nubia Flip 5Gのスペックは次のような感じ。すごくミドルな感じで”折り畳み”でしかも画面も大きめであること以外はそれほど魅力はない。

ディスプレイ:

メインは6.9インチ FHD+ 折りたたみOLED(2,790×1,188、約439 ppi)、リフレッシュレートは60Hzだが、120Hzも設定可能。

カバーディスプレイは1.43インチ 丸型OLED(466×466)

プロセッサ:

Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1(4nm、オクタコア最大2.4 GHz)+Adreno 644 GPU

メモリ/ストレージ構成:

8GB LPDDR5 + 256GB UFS (一部モデルに12GB/512GBもあり)

カメラ:

背面は50MP(メイン・PDAF)+2MP(深度)/前面(セルフィー用)は16MP

バッテリー&充電:

4,310mAh、33W 急速充電(公式では18分で50%まで)、ワイヤレス充電は非対応

ネットワーク:

5G(Sub‑6)、4G LTE、デュアルSIM仕様(NanoSIM + eSIM対応)

無線接続・センサー:

Wi‑Fi 6E、Bluetooth 5.2、NFC、GPS、GLONASS、Beidou、Galileo、指紋(側面)、加速度計・ジャイロ等

本体サイズ&重量:

開いた状態で170 × 75.5 × 7.0 mm

閉じた状態で約87.6 × 75.5 × 15.0 mm

重量は約209g(けっこう重たい)

OS:

Android 13 ベースの MyOS(あまり期待していない)

カラーバリエーション:

Cosmic Black(黒)、Sunshine Gold(金)、Flowing Lilac(淡紫)

NFCが搭載されているので、nubia Flip 5Gはおサイフケータイとして使える。個人的には必須。メインで使うかどうかはわからないけれど、使えるに越したことはない。

WIREDとかの海外レビューを見て回ると、結構辛辣な評価を受けている。以下抜粋。

デザインと耐久性:
本体の重量は214gと比較的重く、Galaxy Z Flip 5やRazr 50よりも「著しく重い」。
ヒンジの動作は「洗練さに欠け、カリカリとした感触がある」。Galaxy Z Flip 5のスムーズな動きとは異なる。また「高級感がない」との評も。
ディスプレイの中央部分の折れ目は「最小限に抑えられている」ものの、指でなぞると「はっきりとした凹み」を感じる。また角度によっては「凹みがはっきりと見える」。
耐久性/耐水性に関してはIP等級がなく、防水・防塵性能が保証されていない。水に浸したり、水しぶきをかけたりすることはできない。ソフトウェアとセキュリティアップデートの保証も行われていない。
一部の報告では、開いたときに「半分以上の確率で完全に平らに開かず、手動で調整する必要がある」という。また数週間使用すると折れ目が深くなり、「ヒンジがきしむことがある」という報告も。
ディスプレイ:
リフレッシュレートが不安定。最大120Hzの高リフレッシュレートに対応しているが、デフォルト設定は60Hzで、アプリの互換性によっては60Hzに強制的に戻される頻度が高く、表示が不安定になることがある。
21:9のアスペクト比はウェブ閲覧には良いが、16:9フォーマットの動画コンテンツを視聴する際には太い黒い帯が表示される。
Nubiaは1,100ニトのピーク輝度を主張しているが、一部の報告では「明るい屋外設定では画面が見えにくい」とも。
ディスプレイの周囲には厚いベゼルがある。
サブディスプレイ:
サブディスプレイの機能は非常に限定的。通知は「ロック解除しないと見られない」。クイック設定へのアクセスや、メッセージに素早く返信するキーボードアクセスがない。またサードパーティ製アプリをカバー画面で実行することはできない。
スリープから復帰するのに半秒以上かかることがある。また画面表示がオンになる時間を変更できないため、AODが5秒以上表示されないといった制約がある。
パフォーマンス:
チップセットはQualcomm Snapdragon 7 Gen 1を搭載しており、「競合他社のより高価な折りたたみスマホに搭載されているフラッグシップ級のチップセットには劣る」。これは「比較的古く、ミドルレンジのプロセッサ」と言える。
日常的なウェブ閲覧やX(旧Twitter)のスクロールなど、ごく普通の作業でも頻繁にラグやカクつきが発生する。「携帯電話のロック解除時にフリーズすることさえある」という報告も。
ベンチマークのストレステスト中に「著しく発熱する」こともある。
カメラ:
超広角カメラが搭載されていない。背面カメラは5,000万画素のメインカメラと200万画素の深度測定カメラのみと弱い。しかもメインカメラは光学式手ぶれ補正(OIS)がない。
画質:
全体的に「描写範囲と品質が限定的」。ライバル機種と比較して「色がクールで平坦、くすんで見える」傾向がある。「撮影した写真が、照明条件に関わらず、ぼやけて解像度が低い」という非常に低い評価もある。
HDR/露出という点で難あり。明るい光が差すシーンでは全てをバランスよく撮影するのに苦労することがある。
細部はディテールに欠ける。特に夜間撮影ではセンサーサイズが小さいためかノイズが乗りやすく、建物の輪郭などの細かい部分が粗く写る。
夜間モードで色の精度が悪い場合があり、例えば青い背景が紫色に写ることがある。全体的に「彩度が高すぎる」傾向にあり。
メインカメラでの自撮りでは、円形の窓を使って構図を合わせるため、写真の端がどこになるか判断しにくい場合がある。
動画の手ぶれ補正は「当たり外れがある」。暗い場所での動画撮影は困難。
バッテリーと充電:
4,310mAhと競合機種よりも大容量のバッテリーを搭載しているが、一部のテストでは効率が劣る可能性がある。3時間のYouTube動画再生テストでは32%を消耗し、PCMarkのテストでは約12.5時間持続した。あるレビューでは「1日は持つが、2日目は持たない」と報告されている。
33Wの有線充電に対応しているが、0%から100%までのフル充電には約2.5時間かかる。ワイヤレス充電には対応していない。
ソフトウェアとアップデート:
OSバージョン:Android 13(ZTEのMyOS 13)で動作しているため「時代遅れ」という感が否めない。Android 14への早期アップデートが期待されている。
ZTEの最も高価な機種でさえ特定のアップデート数が保証されていないため、将来的にアプリが誤作動したり、機能しなくなったりする可能性が否定できない。これは長期的な使用を考慮すると懸念材料となる。
TikTokやWPS Officeなど、いくつかのアプリやゲームがプリインストールされているのが気になる。

安いのに魅力的なmoto g66j 5Gのスペック

対する「moto g66j 5G」だが、スペックは次のようになっている。

ディスプレイ:

6.7インチ FHD+ LCD(2400×1080ピクセル、391 ppi)、120 Hzリフレッシュレート

Corning Gorilla Glass 7iによる高耐久保護

プロセッサ&メモリ:

CPU:MediaTek Dimensity 7060(2×2.6 GHz + 6×2.0 GHz)

RAM:標準8GB / microSD使用で最大24GB(RAMブースト機能)

ストレージ:

128GB(microSDカードで最大2TBまで拡張可)

カメラ:

リアは50MP(Sony LYT‑600、f/1.8)+ 8MP 超広角(f/2.2)

フロントは32MP(クアッドピクセル対応、低照度改善)

リアでの動画撮影は 1080p@60fps/フロント 1080p@30fps

バッテリー&充電:

容量:5,200 mAh

充電:30 W TurboPower急速充電(USB‑C)

通信・接続:

5G/Sub‑6、LTE、Wi‑Fi 5、Bluetooth 5.3、NFC、デュアルSIM(nanoSIM + eSIM)

3.5mmイヤホンジャック、FMラジオ対応、サイド指紋センサー、顔認証

耐久性能:

防塵防水はIP68/IP69。MIL‑STD‑810H 準拠の耐衝撃性。Gorilla Glass 7iを採用。

オーディオ:

Dolby Atmos対応ステレオスピーカー搭載

その他:

OSはAndroid 15 + Hello UI

本体サイズ:

約165.75 × 76.26 × 8.5 mm、重量:約200g

カラー:

Pantone Black Oyster(黒)、Dill(緑)、Gray Mist(グレー)

「moto g66j 5G」の辛口レビュー等はまだないので、前機種であるMoto G64 5Gの欠点を海外のレビューから拾ってみた。「moto g66j 5G」はMoto G64 5Gのクロック数をわずかに上げて、広角カメラにソニー製の「LYTIA-600」を採用するなどしてちょっとカメラ性能を上げ、防水対策を強化し、ディスプレイの解像度とリフレッシュレートをちょっと上げ・・・という感じの製品なので欠点を持ち越している可能性がある。もちろん修正された部分もあるが。

カメラ品質の限界:
低照度条件下では画像が粗く、ぼやけ、ディテールが不足する傾向がある。ポートレートモードのディテールやエッジ検出にも改善の余地がある。動画撮影のカラー精度やディテールも課題。
充電速度:
30W/33Wの急速充電に対応しているものの、0%から100%までのフル充電には約1時間半から2時間近くかかる。ワイヤレス充電に対応していない。
ゲーム中の発熱:
長時間のグラフィックを多用するゲームセッション中に発熱することがあり、ハードコアゲーマーには最適な選択肢ではないかもしれない。
ソフトウェアアップデートの方針:
Motorolaは、Moto G64 5Gに対してAndroid 15への主要なAndroid OSアップデートを1回のみ、セキュリティアップデートを3年間約束している。タイムリーなアップデートの提供実績については改善の余地がある。
厚いベゼル:
画面周りのベゼル、特に下部が比較的厚い。
直射日光下でのディスプレイの明るさ:
ディスプレイの最大輝度は直射日光下では十分でなく、画面が見づらくなる場合がある。
重さ:
同価格帯のスマートフォンの中では重い部類に入る。

9,800円で購入できるとすれば、これらのレビューが仮に「moto g66j 5G」にも当てはまったとしても許容範囲。

あと、「moto g66j 5G」には内蔵ストレージの一部を仮想メモリとして利用できる「RAMブースト」という機能があり、最大で24GBのメモリーを使えるのだとか。WindowsのReadyBoostのようなものか。動作がもっさりしているという話もあるが、大昔にPC向けに販売されていた仮想RAMソフトがまさにそんな感じだった。

カメラについては「moto g66j 5G」の方がいろいろ高性能になったという日本のレビューもあったので、そんなにひどいものではないと思いたい。

悩んだ末に「moto g66j 5G」に決定

他の機種も見ながら2日間悩んだ末に、結局9,800円という値段に惹かれて「moto g66j 5G」に決定。「moto g66j 5G」の発売は7月10日からということで、それまで待ってから申し込み手続きを開始。

docomo網?それともau網?

IIJmioはタイプD(docomo回線)と タイプA(au回線)のどちらかを選ぶようになっている。

普段の私は楽天モバイルの基地局すらないようなド田舎で活動している。田舎は昼時でも人の集中が少ない。そのせいかどうかは定かではないが、スマホ回線が重くなるという経験をあまりしたことがない。

都心へ行ったときなどに初めてパケ詰まりに合って「うわっ、全然つながらない」と感動したものだ。だから普段は別にタイプDでもいいのだけれど、X(旧Twitter)などを見る限りではやはりau網のほうが評判がいい。

というか、IIJmioのdocomo網がすこぶる悪評だ。ahamoと比べる方がおかしいのだけれど、ahamoに慣れたあとでは体感的にヤバいかもしれない。

ということでタイプAにしようと思う。でも現在契約しているのが楽天モバイルとpovoなので、手元にdocomo回線がなくなってしまうのはちょっと不安かも。

ahamoでMNP転出は必要なし?IIJmioの契約手続きのみでOK?

ahamoの公式サイトによると、転出先が「MNPワンストップ対応事業者」の場合、ahamo側でMNP予約番号を発行せずにそのまま他社のサイトにてMNP転出の手続きが可能だそうだ。

IIJmio(株式会社インターネットイニシアティブ)はMNPワンストップ対応事業者リストに入っているので、IIJmioへの申し込みだけ行えばいいはず。

実際にやってみたところ、事前にMNP予約番号を取得しておかなくてもOKだった。ただしIIJmioの申し込みサイトからahamoのサイトへ飛んで、そこでMNP申請をして(ついでに転出理由などのアンケートに答えて)、またIIJmioのサイトに戻って手続きを完了させるという流れだったので、ahamoサイトへログインして操作する必要はあった。

申し込み初月・次月の支払い

サイトで手続きをしている途中で、支払い金額の表示があった。

それによるとIIJmioの申し込み初月・次月の支払いは次のようになっている。

[初月] 端末代金+月額利用料(日割り)

[次月] 初期費用(SIMカード発行手数料 等)+月額利用料

規約に記載されている「最低利用期間」は課金開始日を含む月の末日までとなっており、初月だけで解約することも可能。

SIM・端末が届くまでの日数

今回は7月10日(木)の10:30に申し込み手続きが完了した。その後、本人確認完了のメールが同日の11:30に届き、IIJmioから発送完了のメールが届いたのが12日(土)の17:56だった。

クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステムによれば、12日の15:23にIIJの拠点から発送された荷物はヤマト運輸の羽田法人営業支店に17:29に入荷され、自宅に届けられたのは13日の9:40だった。

木曜に申し込んで日曜に届いた。これはびっくり。「moto g66 j」の販売開始日だったから超混雑・超遅延も覚悟していたのだけれど、そうでもなかったのかもしれない。

SIMが届いてからやること

IIJmioのSIMが届いたら、「おうちでナンバーポータビリティ開通手続き」というのを自分でやる必要がある。

それが終わったら、スマホにSIMを挿してAPN設定を行う。

「おうちでナンバーポータビリティ開通手続き」に要する時間は、案内のペラ紙には10分ほどと書かれており、実際に行ったときの音声ガイダンスでは数十分とアナウンスしていたが、2~3分で切り替わったような気がする。ahamoが使えなくなるのを待ってスマホの電源を切り、IIJmioのSIMに差し替えて電源を入れたら”KDDI”という表示になっていた。APN設定をしてすぐに使えたので、あっけなく切り替え完了となった。

「moto g66j 5G」の使い心地は?

ということで無事に「moto g66j 5G」を手にしたわけだが、最初の印象はこんな感じ。

・本体がけっこう重たい。
・指紋認証が右側面についていて少々使いづらい。
・フロントがフラットじゃない。
・最初からクリアケースが装着されている。

重量は約200g。私のメイン機であるGalaxy S22 Ultraが約230gなので、それと比べれば軽いのだけれど、体感的に変わらないくらい。重めのが好き、という人にはちょうどいいかもしれない。

指紋センサーが横についているタイプはahamoのおまけ端末「AQUOS SH51C」で慣れていたので個人的にはまあいいんだけれど、このタイプは慣れないと使いづらく感じると思う。ただ、電源ボタンとセンサーを兼ねている仕様というのは電源を入れながら指紋認証もできるので、使っているうちに「あ、結構便利かも・・・」と思えてきた。

フロントの4つのレンズ部分が浮き上がっているフォームなのでフラットにならない。つまりテーブルの上にペタッと置くことができない。ちょっと浮いてガタガタする。こういうのは初めて。シリコン製のクリアケースが最初から装着されている、というのは事前に聞いていたので、このケースでフラットにするのかと思っていたのだが、そうじゃなかった。

その他の機能面で、使っているうちにわかってきたのが次のような点。

・RAMブーストは最初から”AI自動”で12GBになっている。
・カメラは光学式手ぶれ補正(OIS)ではなくデジタル手ぶれ補正(EIS)。
・カメラの画質は決して悪くはない。
・Wi-Fi 6には対応していない。

RAMブーストの設定画面がわからなくてネットで検索してしまった。設定画面の [システム] ⇒ [パフォーマンス] にあったけれど、最初からONになっていた。しかもAIが自動で調整するモードになっていて、12GBで動いていることが判明。どうりで8GBのわりにはサクサク動いているなあと思ったら・・・。

写真を撮っていてなんとなく感じていたのが「手振れ補正ないんじゃないの?」という予感。やはり光学式手振れ補正はついていなかった。前機種には光学式手振れ補正がついていたらしいけれど、今回はデジタル式になったのだそうだ。安いからね。

その安さからカメラの画質が心配だったのだけれど、撮ってみての感想はスナップ写真程度なら十分使えるように感じる。下の写真は左がmoto g66j 5G、右がGalaxy S22 Ultraの1.0倍撮って出しの比較だけれど、センサーの差による画角の違いはあっても見た目の違いはあまりない。

拡大したものを比較してみると、なんとなく左のmoto g66j 5Gのほうが見やすいような気さえする。補正でもされているのか。

あと、使っていてふとWi-Fiマークに6って数字が出てないことに気づいた。変だなあと思ったら、moto g66j 5GはW-Fi 5対応だった。

IIJmio(au回線)の使い勝手は?

 肝心のつながりやすさや回線速度だが、ahamo(docomo)とIIJmio(au)を単純に比較することはできないが、とりあえず自宅内での速度比較から。

我が家の周辺は森林地域なので、もともとdocomo回線も楽天回線もau回線も弱い。弱いなりにもつながりはするので、速度は測定できる。

下り上り
ahamo(docomo)5.0Mbps1.5Mbps
IIJmio(au)6.4Mbps3.8Mbps

速い地域の数値と比較するとほとんど誤差のような違いなのだが、少なくとも自宅ではau回線のほうが多少ましだったようだ。

街中に出て使っていると、当然ながらahamoの時に大丈夫だった場所でもIIJmioでは電波が弱くなるようなことが多少あった。IIJ云々というより単なるキャリアのサービスエリアの差だ。基地局の少ない地域に住んでいる人間ほど、エリア格差がなくなるという噂の「Rakuten最強衛星サービス」を心待ちにしている。

まとめ

乗り換えを思い立った段階からの諸々を書きなぐってきたが、結果的に今回のahamoからIIJmioへの乗り換えはmoto g66j 5Gが安く手に入ったことも含めて大満足といえそうだ。

出先で使ってみると何だかんだあるのかもしれないけれど、IIJmioは安いので我慢するところは我慢していきたい。

moto g66j 5Gはコスパという点では最高。今回のように9800円で購入できれば、これに勝るサブ機はないと思う。もちろん、いろいろこだわらない人ならメイン機としても十分に使える。

スマホと自宅の光回線の料金はかなり高額になっていたので、これでひとつ経費削減ができたのはうれしい。次はIIJmioのモバイル割がある「IIJmioひかり」への乗り換えを検討していこう。

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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