3Dプリンターのトラブル原因、意外な盲点とは?

3Dプリンターのトラブルが起きると、多くの人は設定や機械の不具合を疑う。しかし実際には、室温や気流、フィラメントの湿気、設置環境といった「前提条件」が原因になっていることが少なくない。

いくら設定を調整しても改善しない場合、その多くは見落とされがちな基本に理由がある。本記事では、トラブル解決の際に意外と盲点になりやすいポイントを整理し、遠回りせず安定した造形に近づくための視点をまとめます。


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① 室温・気流(最大の盲点)

「設定をいじっても直らない」代表例

  • 室温が低い / 不安定

  • エアコン・窓からの直風

  • 昼夜で10℃以上変動

起きるトラブル

  • 反り

  • 層間剥離

  • 初層失敗

👉 プリンターは正しくても「部屋が間違っている」


② フィラメントの湿気

新品=乾燥済みではない

  • 開封直後でも吸湿している

  • 見た目では分からない

症状

  • 糸引き

  • パチパチ音

  • 強度不足

  • ノズル詰まり

👉 原因不明トラブルの半分は湿気


③ 設定の「盛りすぎ」

直そうとして悪化する

  • 温度+5℃

  • 押出率+5%

  • ファン−20%

→ いつの間にか何が効いているか不明

👉 1回1項目が鉄則


④ ビルドプレートの「汚れ」

目に見えない油分

  • 指の皮脂

  • 接着剤残り

  • 洗ってないPEI

結果

  • 初層が乗らない

  • 途中で剥がれる

👉 IPAで拭く or 中性洗剤洗い


⑤ プロファイルの素材不一致

「似てるから大丈夫」が失敗の元

  • PLA+

  • PETG HF

  • メーカー独自配合

→ 標準PLA設定が合わない


⑥ ノズル径・摩耗

形は0.4mmでも中身は別物

  • CF系で摩耗

  • 内径拡大

  • 押出量ズレ

👉 突然精度が落ちたら疑う


⑦ サポート設定を疑わない

  • 密度が高すぎる

  • 接触距離ゼロ

→ 本体は正常でも剥がす時に破壊


⑧ ファーストレイヤーを「見ていない」

自動化への過信

  • 自動レベリング任せ

  • 印刷開始後に放置

👉 最初の30秒を見るだけで8割防げる


⑨ モデル(STL)自体の問題

  • 非多様体

  • 薄すぎる肉厚

  • オーバーハング無視

→ 機械側で直せない


⑩ トラブルは「1つだけ」と思い込む

  • 室温低下+湿気

  • ノズル摩耗+設定過多

👉 複合トラブルが普通


困ったときのチェック順(実践)

1️⃣ 室温・風

2️⃣ フィラメント乾燥

3️⃣ プレート清掃

4️⃣ 初層観察

5️⃣ 設定を戻す

→ それでもダメなら機械を疑う


まとめ

3Dプリンターのトラブル解決は、

「高度な設定」より「基本の前提条件」

を疑うほうが、圧倒的に早く・確実。

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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