初めての3Dプリンター。フィラメント1kgでどれくらいのものが作れるかやってみた

3Dプリンターを手に入れると、最初に驚くのが「1kgのフィラメントって意外とずっしりしてるな」ということ。でも、いざプリントを始めると、みるみるうちにスプールが軽くなっていく……。

我が家に初の3Dプリンター「BAMBU LAB A1 COMBO」が届いたので、1kgのPLAフィラメントを使い切るまでにどんなものがどれだけ作れるのかを記録した。そして作品以外に消費されるフィラメント重量があることを知った。

はじめてのフィラメントは、安定の「BAMBU LAB/PLC Matte」を使用した。

スポンサーリンク

フィラメント1kgで何がどれくらい作れる?

フィラメント1kgを使って造形したものはつぎの写真のとおり。使用した3Dプリンターは新品のBAMBU LAB A1。幸いなことに失敗作はなかった。初心者でも失敗しない、BAMBU LABってすごいなと思った。

全部並べたつもりが、大きいものを撮り忘れていたので追加。

内訳は下記。使うフィラメントの量はBAMBU STUDIOの算出によるもの。(サポートが必要なものはサポート込みの重さを表示)

  • フィジェットリングA [20mm]:1(2g)
  • フィジェットリングA [19mm]:1(2g)
  • フィジェットリングB [20mm]:1(2.85g)
  • ミニ可動式ドラゴンA:1(9.61g)
  • ミニ可動式ドラゴンB:1(10.22g)
  • フレキシブルジンベイザメ:1(18.91g)
  • ラピュタロボット:1(41.76g)
  • [3DP RNS] Worker V1.2:1(43.90g)
  • 小型ひみつ箱:1(50.55g)
  • ボディキャップ [M42マウント]:1(9.29g)
  • M42 to Canon EFマウントアダプター:1(18.08g)
  • ヒエログリフペンダント:1(6.45g)
  • スクレーパーグリップA&カバー:1(32.32g)
  • スクレーパーグリップB:1(10.32g)
  • スプールリムーバーツール:1(45.19g)
  • ティッシュケース:1(208.35g)
  • 小物ケースA:2(51.56g × 2)
  • 小物ケースB:1(43.11g)
  • 小物ケースC:1(71.39g)
  • ペンスタンド:1(61.29g)
  • カゴの仕切り:1(11.57g)
  • つるつる卵フィジェット:1(94g)
  • ボトルキャップオープナーA:1(8.71g)
  • ボトルキャップオープナーB:1(6.73g)
  • 遮光器土偶:1(30.24g)

小計 941.96g

  • POOP(廃材) 38g
  • 残りのフィラメント 5g

合計 984.96g

フィラメントの総量が1kgだとしたら、合計が15gほど足りない計算になる。最初にスプールごと秤にかけて重さを確認しておけばよかったのだけれど、あとからでは確認しようがない。誤差なのか、それとも熱処理の過程で重量が減るのか。

ちなみにサポートを使わない「フレキシブルジンベイザメ」(18.91g)の出来上がり重量は16g。同じくサポート無しの「つるつる卵フィジェット」(94g)とWorker(43.9g)は出来上がり重量がそれぞれ90g、42gだった。

誤差は何から生じたのか

あとから知ったのだけれど、フィラメントの1kg表記はけっこう「およそ」なところがあるらしい。ただしBAMBU LABのようなメジャーなメーカーの場合は実測値で1,000g〜1,030g程度入っているようで、少ないということはほとんどない。

今回の誤差は主に計算上の誤差の可能性が高いと思われる。

Bambu Studioなどのスライサーが表示する「消費予定量」と、実際の消費量には数%のズレが生じる。

フィラメントのプロファイル設定にある「密度(Density)」が実際の素材とわずかに異なる場合、重量計算がズレたりすることもあるとか。

POOPを減らすことはできるか

事前に話には聞いていたけれど、POOP(お団子)の量はやはり気になる。

今回は単色しか使っていないからフィラメント交換のための押し出しなどあまり必要ないと素人思考では感じるのだけれど、毎回開始時に無駄に大量にニュルニュルと排出しているのが気になった。

せっかくAMS Liteとセットで購入したのだから、今後は多色プリントもしていきたい。でも色替えのたびに排出されるPOOPの量は無視できない量になるらしい。

フィラメントを節約するには?

なお、POOPの量とではなく、フィラメントそのものの節約術として次のような選択肢もある。

・インフィル(充填率)を下げる: 強度が必要ないなら10〜15%で十分。

・「インフィルへのパージ」設定: 色替え時の捨てフィラメントを、中身(見えない部分)の充填材として使う設定。

・サポート設定の最適化: 「ツリーサポート」を使うと、通常のサポートより劇的に使用量を減らせる場合がある。

・モデルの配置: 寝かせてプリントするより、立てたほうがサポートが少なくて済むことも。スライサー上でシミュレーションできる場合も。

フィラメントは決して安くはないので出来れば無駄遣いは減らしたい。

一般的なPLAで1kgあたり2300~3000円くらいは覚悟しなければならない。シルクだの透明色だのと言い出すとどんどん値段が上がっていく。

ノーブランドで安価なものも販売されているけれど、口コミが悪すぎて手が出せない。「糸引きがすごい」「詰まる」「巻き方が悪い」などで苦労するより、多少高価でも性能が安定しているものの方が確率的に良い。

まとめ

1kgのフィラメントは、効率よく使えばかなりの大作を作れそう。でも何も考えずにプリントすると「え、もうこれだけ?」と驚くスピードでなくなる。正直、もう少しもつかと思っていた。

結局のところ、いろいろやってみないことにはわからない点が多い。まずは1巻使い切ったことで、少しだけが見えてきた気がする。3Dプリンターをこれから購入する予定の人は、まずはフィラメント一巻、全力で使い切ってみることをおすすめします。

※この記事にはプロモーションが含まれています。[PR]

[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク