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PCを無線LANルーター代わりにするためのアプリ3種~「Virtual Router」「Free WiFi Router」「My Wifi router」

家の無線ルーターが壊れた。買ってくればいいんだけど、その時間がないというのと、どうせ買うならスペックとかを比較して満足できる買い物をしたい、というのがある。なので、とりあえず余っているノートPCをルーター代わりにすることにした。

我が家の場合は固定回線を1本敷設しているだけなので、PC1台ならモデムから出ているKANケーブルを直接挿せばそのまま使える。それをノートに挿した状態で、ノートの無線LANをアクセスポイント代わりに使うのだ。


以前、出張先のホテルで有線LANしかなくて、ノートPCをアクセスポイント代わりにするために「Connectify」というアプリを使ったことがあった。同じアプリを使ってもつまらんと思い、今回は他のソフトウェアルータを探してみたところ、いくつか出回っていることが分かった。そこで「Virtual Router」「Free WiFi Router」「My Wifi router」の3つを試した。

基本的にはどれも、Windows7以降に追加された“Virtual WiFi”と“SoftAP”n機能を使っていて、仕組み的には似たようなものなので、あとはインターフェースの好みとか付加機能とかで選べばいいと思う。

なお、度のアプリにも共通する条件として、WPA2 PSKで暗号化通信ができる無線LANアダプターが必須。

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「Virtual Router」

virtualrouter1

ソフトウェアルーターでは定番のアプリ。Windows8、Windows7、Windows Server 2008 R2とのこと。日本では最もよく知られていて、使い方を記したサイトも多い。

環境にもよるだろうが、このアプリは結構重たい気がする。少なくとも私が試したPCではそう感じた。

→「Virtual Router」ダウンロードサイト

「Free WiFi Router」

freewifirouter1

かなりシンプルなアプリ。シンプル好きにはいいかもしれない。

アプリの動作は安定していて特に問題はない。ただ、sofonic経由で本アプリをダウンロードしてインストールする場合、インストーラーの表示をよくよく読んで正しく回避しながら進まないと、余計なアプリがわんさか入ってしまうので注意。

→「Free WiFi Router」ダウンロード(softonic)

「My Wifi router」

mywifirouter1

今回のおススメはこれ。上の2つがごく普通のソフトウェアルーターであるのに対し、この「My Wifi router」はインターフェースが凝っている。そして、その割にはPCへの負荷が少ない。試した環境では、ルーター代わりにしたPCは「My Wifi router」を起動させていてもブラウザー利用ができるほど動作が軽かった。

接続されている

しかも、この「My Wifi router」にはどういうわけか動画配信サーバー機能がおまけで付いている。遊び心というやつか。

mywifirouter2

まあ当然ながらエンコードしてくれるわけではないので、重たい動画はそれなりにしか配信できない。でも一応ブラウザーで開く専用のプレーヤーで再生できる上に、配信先から動画をダウンロードするための機能も用意されているので使いようによっては面白いかもしれない。

配信動画をスマホで開くとこんな感じ。

mywifirouter3

→「My Wifi router」ダウンロードサイト


そんなわけで3つ試した結果、最も動作が安定している(ような気がする)「My Wifi router」を導入。しばらくこれで済まそうかと。

マックスでスマホ2台とノートPC2台、それに無線LANアダプターを付けたデスクトップ1台。みんなでフルに使ったらどうなるかわからないけれど・・・。

ちなみに今回ルーター代わりに使用したPCはacerのAO531hなのでかなり低性能。もう少しスペックのいいPCが余っている人なら、非常時にはルーター代わりにノートPCを使うという方法は十分実用的な代替手段だと思う。

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