Androidスマホ向けの無料のナビアプリというと「Googleマップ」が代表的。だが、Googleマップの場合、オフラインでは使えないのでナビとして利用できない環境もありうる。有料ものだと「MapFan for Android」などがある。MapFanは月額324円だが、地図データをダウンロードするタイプなのでオフラインでも詳細なナビマップが利用できる。
そんなナビアプリたちの中に混じって、フリーの地図システム「OpenStreetMap(OSM)」を利用したアプリが今注目されている。それが日立製作所がリリースしている『WISMOBI Explorer』だ。
→『WISMOBI Explorer』(Google Play)
『WISMOBI Explorer』は無料のナビアプリでありながら、オフラインに対応し、音声アナウンスもあり、地図自体もそこそこ詳細である。
ナビとしての使い方は一般的なアプリとそれほど違いはない。ただ、とにかくベースマップがOSMなので、必要なエリアのマップだけを無料で端末にダウンロードして使えるため、GPSさえ使えればどんな環境でもナビれる。
地図の細かさだが、無料の割には細かいし、特色がある。MapFanと比較してみるとこんな感じ。
<Explorer>
<MapFan2014>
店舗情報などは、ひょっとしたら『Explorer』のほうが得意かも知れないと思うほど、情報が細かかったりする。
『WISMOBI Explorer』は無料ユーザー登録をして利用するようになっている。専用サイトにログインすれば、ナビを利用して到着した先の情報を写真入りで投稿することができ、それをユーザー同士で共有する「GEM投稿・共有機能」も利用できる。また、友達同士でExplorerを使っていれば、お互いの位置を表示し合う「レーダー機能」も使えるのでなかなか便利。ナビだけでなく、様々な機能が隠されているナビアプリなのだ。
オープンソースの地図アプリなので自由度が高い反面、何かあった時の修正対応などは市販アプリのような迅速さは求められない。しかし、「無料が何より!」というユーザーにとっては、これ以上望めないほどの仕上がりになっているので、興味があったらぜひ使ってみることをおススメする。