2014年末までにリリースされる予定の新しいSkypeの音声認識は、なんと驚きのリアルタイム翻訳。相手の話す外国語を自動的に英語字幕にして、さらにそれを読み上げてくれるらしい。あ、でもやっぱり英語は必要なんだね。
今年の末までにはWindows Phoneのベータ版として提供されるとか。Windows8.1でも使えるようなことも。
<<参考サイト>>
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Skypeの同時通訳サービスというのは、実は2006年から開始されている。しかしこの時のサービス内容は通訳サービス提供会社へ音声を転送するという、「間に人が入って替わりに同時通訳してます」的なもので、1分あたり3ドルかかった。今回のものはシステムが瞬時に翻訳するのでかなりのリアルタイムさが期待できる。
東京オリンピックでは翻訳が重要に
リアルタイム翻訳のサービスは、2020年の東京オリンピック開催に向けて「おもてなし翻訳」=「スマートフォンでの音声翻訳ソフトの高度化」を4月に総務省が提言したばかり。平成27年度にも社会実験を行う予定としていたが、多分このSkypeを活用する方法を探した方が早いか。
日本には情報通信研究機構(NICT)という独立行政法人の機関があり、様々な情報通信技術の開発を行っている。総務省が「おもてなし翻訳」のシステムを依頼しているのもこの機関で、すでに成田空港で利用されている「NariTra」とか、26ヵ国語をリアルタイムに音声翻訳してくれる「VoiceTra+」などのスマホ用アプリを手掛けている。これらの翻訳精度はなかなかのもので、複雑な言葉を使わない一般的な会話ならば余裕で翻訳してくれる。
翻訳精度がかなり向上しているとはいえ、まだ難しい単語や言い回しをすると変な訳をしてしまう。あとはしゃべる方の滑舌も大事。モゴモゴ言っているとダメ。最近はN□Kのアナウンサーでさえも耳だけで聞いていると何言ってるのかわからないことがあるが、よほどはっきりと噛まずにしゃべれないとスマホに通じない。スマホに通じなければ外国人にも通じない。正しい翻訳=滑舌でもあるのだ。
実は「Google翻訳」でも同じようなことが
あまり使っている人がいないが、天下の「Google翻訳」も何気に音声翻訳してくれる。
スマホからでも使えるし、マイクアイコンをクリックすれば音声でしゃべってくれる。音声入力がなければいちいち打たないといけないので大変だが、いざという時はこれで十分使える。
思っているよりも進んでいる翻訳システムの世界。Skypeを皮切りに一気に技術革新してくれると、私のような外国語アレルギーにはとても助かるのだが。