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写真から3Dデータが作れるクラウドアプリ「Autodesk 123D Catch」がすごい!

良くも悪くも3Dプリンターは世間を賑わせている。「善悪は用いる者の心にあり」ってやつだ。楽しくて役に立つものを作っていれば世の中平和なのだが・・・。でもまあ、これだけ騒がれているのだもの、とりあえず3Dデータとやらに手を出してみよう。しかもフリーで。


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「Autodesk 123D Catch」の概要

3Dデータを扱うフリーソフトはいくつかあるが、かなり重たい上に基本的にCADソフトなので慣れないと使いこなせない。だったら最初は立体物をスキャンして3D化してもらったほうがいい。「Autodesk 123D Catch」は回転写真を送るだけでオンラインで3Dデータを作成してくれるアプリ。負荷のかかる作業は全てサーバ側でやってくれるので、PCが重くなったりすることもなく快適。

「Autodesk 123D Catch」はオンライン以外に、PC側にアプリをダウンロードして利用するタイプやスマホアプリのタイプも用意されている。

下の図はPCにダウンロードして使うタイプ。「Autodesk 123D Catch」はデータの共有ができるので、ユーザー登録(無料)を済ませて、ギャラリーに並ぶ他のユーザーのデータを見てみよう。

最初は他のユーザーがアップしたデータをダウンロードして動かしてみたほうが、このアプリの概要を理解しやすい。気になるデータがあったらLoadボタンでダウンロード。

ダウンロードが終わってデータが開いた状態。このユーザーがアップした、様々な方向から撮影した写真データが下に並んでいる。写真がうまく合成されると図のようにきれいな3Dデータに仕上がるようだ。

上に並んだツールバーで切り替えて、マウス操作でグリグリ回すことができる。2Dの写真を合成してこれだけの3Dデータに仕上げるのだから驚きだ。

自分で撮った写真をアップロード

うまい具合に被写体を多方向から撮れれば、3Dデータ化の成功率も高まる。撮影の方法はサイトにあるチュートリアル動画が参考になる。


サイトの説明や動画によると、うまく処理できる写真を撮るためにはオブジェクトの背景やオブジェクトを置く台上に目印となる物や柄があった方がいいらしい。新聞を敷けと書いてある。実際に新聞を敷いて、台の周りをぐるっと回って適当に撮影してアップしてみた。モデルはカンボジア製の木彫りのアプサラー。

茶色一色で凹凸があまりないオブジェクトで、しかも夜撮影したので部屋の明かりだけ。そのわりにはしっかり3Dになった。ぐるっと回して細部まで確認。バリが多くて修正処理をしなければこのままでは3Dプリンターに送れないが、テスト1発目にしてはまずまずの出来。

やはり新聞が効いているのだろう。特徴のない床に置かれているオブジェを撮影するときなどは目印になる小物を置くように、動画では説明していた。

仕上げはやっぱり地味な手作業

ここまでは簡単でも、仕上げは1つひとつ手作業でやらなければならない。まあグラフィックものなんてどれも似たようなもの。美しく仕上がるかどうかは細部までどれだけ手をかけられるかで決まる。3Dプリンターで成型するまでにはまだまだ手間がかかりそうだ。

日本橋三越で限定販売されたライオンの形の羊羹も3Dプリンターで型を作ったそうだ。羊羹の型ぐらいならなんとかできそうな気がしてきた。

youkan 

この記事の執筆者:おき兄(おきにい)
PCで遊び続けて数十年。ガジェット好き。マザーボードに美しさを感じる系の人。子供の頃からいろいろなものを組み立てたり壊したりしてました。最近はVR/MR的な世界に傾倒しつつあります。
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