格安SIMの仁義なき戦いはまだまだ続いている・・・。
ELECOMの新サービス「SkyLinkMovile」が月額780円(税別)という格安価格で9月1日にスタートした。”フリーデータコース”というプランで、データ通信速度300kbpsだが無制限。300kbpsという使えそうで使えないような速度は目をつぶっても、最も安くスマホを持とう思ったら、「ヨドバシカメラオリジナル ワイヤレスゲート」の480円(税込)、DTIの「ServerMan SIM」の504円(税込)に続く第3位の安さ。WirelessGate・DTIともに250kbpsなので速度は「SkyLinkMovile」の方がちょっとだけ速い。選択肢としては十分ありだ。
<公式サイト>
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端末とのセット販売もあって、SIMカードとfreetel priori(FT132A)とのセットで12,960 円(税込)と驚きの価格。
ELECOMにとって月額780円は客寄せなのだろう。本命はその上のプラン”デイリーコース”。月額980円でLTE速度のデータ通信を1日あたり70MBまで使える。月に2.1GBの計算だ。この数値、ちょっと前までならかなりお得だったのだが・・・。
So-net強し!業界最安に
So-netの「PLAY SIM for Amazon.co.jp」は月額880円で1日当たり80MBまでLTE通信が可能な”プラン80M/day”を10月からスタート。これは従来の50Mからの大増量。制限後は200Kbpsで「SkyLinkMovile」の制限後(100kbps)より速い。
他を大きく引き離したかたちとなったSo-net。SONYの意地というところか。
<公式サイト>
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OCNも負けられない
ここでやはりネームバリューNo.1の「OCN モバイル ONE」としてはおとなしく引き下がるわけにはいかない。こちらも10月からデータ量を1日あたり70MBまで増量。サービス開始以来30→50→70と順調に増量してきたことになる。So-netの80MB/日には届かなかったが、それでもテコ入れの効果は大きいだろう。
<公式サイト>
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価格競争がさらに激化していく中、次々と新しいサービスを提案していかなければならないMVNO各社。データ通信専用で実用的な通信速度を条件とすると、現在では「PLAY SIM for Amazon.co.jp」に軍配が上がる。ただ、ネームバリューがいまいちなのが残念。
あとはOCNの場合、付加価値が付けば無敵になるのだが・・・。IIJの「BIC SIM powered by IIJ」がオリジナル特典として「公衆無線LANサービス Wi2 300」のアカウント(月額362円)を無料で付けている。OCNも「OCN ホットスポット 定額プラン」をおまけに付けるとかしてもらえると、ユーザーとしては忠誠を誓ってしまうだろう。