Webカメラが世に出始めたころから、遠隔監視システムというのはいろいろあったが、スマホ時代になって、監視モニターがPCからスマートフォンの液晶に変わった。また、データ量を軽くつつも画質を保つ技術も向上し、データ通信を介しても鮮明な画像で見ることができるようになった。「iVideon」が実現したものは、誰でもかんたんにその仕組みを構築し、ブラウザーやスマ―トフォンアプリを使ってどこからでもリアルタイムに映像監視ができる、最も簡潔な仕組みだ。
サーバ構築は手間要らず、確認はブラウザーから
サーバーアプリのダウンロードは公式サイトから。ダウンロードには無料アカウントを取得する必要がある。これは、iVideonのシステムがWeb公開の形式をとっているため。
カメラが内蔵型だったり、メジャーな製品である場合、本アプリをインストールしただけで自動的に認識してくれる。
Settingを開いて、Generalタブでアカウント設定を行ったら、あとはデフォルトでもOK。
画像の動きが悪い場合はAdvancedタブのレゾリューションやビットレート、フレームレートを下げる。
動体検知で録画をしたい場合はAnalyticsタブで設定。
Startボタンでサーバーアプリをスタートさせてから、iVideonの公開用サイトに自分のアカウントでログインすると、カメラに映る自分の顔がパッと表示される。これでOK。
スマホアプリを使って監視をスタート
スマートフォン側に必要なのは「Ivideon Video Surveillance」というアプリ。Android用以外にiPhone用もある。
アプリをインストールしたらアカウント設定をするだけ。あっさり表示されるのでびっくり。動きが重いようなら前述のAdvancedタブで画質を調整。
動画の録画をするようになるとディスク容量とかマシンスペックとかが多少関係してくるけれども、監視映像を配信しているだけなら負荷は感じられない。よほど上手にデータ処理をしているのだろう。
カメラ付きのノートPCに仕込んで起動しっぱなしにしておけば、簡易セキュリティーシステムの出来上がり。家で留守番をしている可愛いペットの監視もバッチリ。試してみる価値は十分にあるスグレモノだ。