地球から493光年先にある赤色矮星を中心とした惑星群の中に、地球によく似た惑星が発見されたというNASAの発表。岩石質の惑星で海がある可能性が高く、ひょっとしたら生物も?だそうだ。493光年も離れた場所のことをよく分かるなあと感心してしまう。さすが宇宙にまで行く人たちの技術力の高さは常人には計り知れない。
遠い惑星に想いをはせながら、フリーソフトでちょっとだけ宇宙の神秘に触れてみる。最近の天体関連のフリーソフトは侮れない。
500光年ってどのくらいの距離?がわかるフリーソフト「Mitaka」
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発・配布しているフリーソフト「Mitaka」は、太陽系からの距離イメージを立体的につかむのにちょうどいい。このソフトはシンプルに見えて奥が深く、ターゲットの惑星まで瞬時に寄れる滑らかな動きが心地よい。別データをダウンロードすることで火星も表面まで寄る事ができるようになる。
Mitakaで見てみると、500光年ってとんでもない距離だなと思うとともに、宇宙全体から見れば隣近所みたいなものだということが実感できたりして、実に面白い。
[snap url=”http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/” link=”http://4d2u.nao.ac.jp/” alt=”Mitaka” w=”300″ h=”250″]
国立天文台4D2U公式サイト
デスクトップで広い宇宙空間に旅立てる「Celestia」
知ってる人は知っている、凄すぎるフリーソフト。NASAも教育活動に使っているらしい。元々は宇宙について学ぶために制作されたソフトなのだが、今やその目的を逸脱しかけているほどの人気ぶり。
とにかく一度触ってみると、このソフトの面白さがわかると思う。キーボードからの入力のほうが得意なソフトなので、小難しい感じがするかも知れないが、デスクトップの中で宇宙が生きているっていう感じがたまらなく楽しくて、ワクワクする。
惑星や衛星の詳細な3D画像や、実際に回っている人工衛星、地球の周りを回るスペースシャトルなど、いろいろなアイテムが詰め込まれており、1日中でも遊んでいられるようなソフト。
とりあえずはダウンロードしてインストールし、キーボードのDを叩くだけでいい。素敵なデモ画面が始まる。
ダウンロードは窓の杜でもどこでもできるが、たとえばここから。
ちなみにこのソフト、アドオンで3Dオブジェクトを増やせる。美しい銀河や星雲のオブジェクトを増やしたり、スターウォーズやスタートレックなどSFものを追加したり・・・。
→「迫力の天体ソフト「Celestia」で見たいのはエンタープライズ号?それともファルコン号?」へ
今の時代はまだ、宇宙に行けるのは若田さんのようなごくごく限られた人たちだけ。我々は生きているうちに行けるかどうか。もう帰って来れないよと言われても、行けるのなら行くかもね。