昨年の10月に出たWindows10のテクニカルプレビューでは新しいIEの登場がなくてがっかりさせられたが、マイクロソフトの狙いは新ブラウザーに絞られていたらしい。”使えねーヤツ”の代名詞だったIE(インターネットエクスプローラ)をようやく諦めたマイクロソフトはWindows10にオリジナルブラウザーとなる「Spartan(スパルタン)」を搭載することに決めた。1995年のIE1登場以来マイクロソフトの顔として良くも悪くも君臨し続けてきた頑固なブラウザーが、これでようやく引退してくれる。
とは言ってもWindows10にはIE11も搭載されるので、IEが全く使えなくなるわけではない。ごくごく普通のサイトを閲覧できればOKなIEユーザーはまだまだ多く、当サイトにもIEユーザーはたくさん訪れている。ただ、特にWordpressで作ったサイトの場合、古いIEでは正常に表示できない場合がある。IE対応は別に手を掛けなければならなかったので、かなりWordpress泣かせな存在だった。
しかし、シェアを確実に伸ばしているChromeを始めFirefoxやOperaやSafariでできることがどうしてシェアナンバーワンのIEで出来るようにならないかなあと、いい加減しびれを切らしていた人たちは、この新しいブラウザー「Spartan」の登場を大歓迎することは間違いない。
「Spartan」はFirefoxのアドオンやChromeのエクステンションのような拡張機能を持っているそうだ。それに、これは巷の憶測だが、恐らく「Spartan」も他のブラウザーと同じようにiOS版やAndroid版、OSXなど他のOS用にも開発されるだろうと言われている。まあ、それくらいやらないと今度こそユーザーの足が遠のくだろう。
登場する新ブラウザー「Spartan」が新しいマイクロソフトの顔になれるかどうかは出てからのお楽しみだが、IEを諦めてまでリブート状態で世に送り出すブラウザーだから、さすがに気合は入っているんじゃないかな。これでIE共々評価を下げるようだったら、マイクロソフトの面目も丸つぶれというもの。どんなブラウザーが登場してくることやら・・・。
あと、ネットでは早々に「スパルたん」なる萌え系の呼び名も登場しているとか・・・。オリジナルキャラがつけば認知度も利用者も大幅アップ間違いなしだが、「たん」付けしている時点で日本限定、それもアキバ色が強い人たちの注目ばかり集めそうなので無理か。