最近はいろいろな無料サービスが次々に誕生しては消えていくご時世。
長く続いているからといって今後も安泰なのかというと、そんなことはない。ましてや新参のサービスは残念ながら安易に手を出せないのが正直なところだ。
おすすめではあるが様子見をしながら上手に使いたい、無料で大容量のクラウドストレージを紹介。
目次
1000GB無料の「Dubox」⇒「TeraBox」に改名
無料で1TBの大容量を提供してくれるうれしいサービスが「Dubox」⇒「TeraBox」だ。
共有フォルダ・ファイル機能も無料でつけてくれているのでとても重宝する。
こういうサービスは長く続いて欲しいと本当に思うのだけれど・・・。
TeraBox(旧:Dubox) | |
容量 | 1024GB |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「Dubox」公式サイト |
2GB無料の「Dropbox」
2008年にアメリカで稼働開始し、2011年から日本語対応された「Dropbox」は、今となってはクラウドストレージサービスの老舗のひとつ。
私も結局10年使っている。
Dropbox | |
容量・料金 | 2GBまで無料 2TB:1,200円/月 3TB:2,000円/月 |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「Dropbox」公式サイト |
10GB無料の「box」
2005年設立の「box」は隠れた優良クラウドストレージ。使っている人は使っているけれど、名称が単純すぎて逆に周知されていないような気がする。
スマホ向けのboxアプリは
box | |
容量・料金 | 10GBまで無料 100GB:1,200円/月 |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「box」公式サイト |
50GB無料の「MEGA」
2013年に開設した「MEGA」はユーザー総数1億人という人気のストレージサービス。
本人以外は誰もデータにアクセスできない堅固なエンドツーエンド暗号化方式を採用しており、たとえMEGAの職員であっても暗号化して保管されているデータを見ることはできない。その徹底してガチガチのセキュリティがうけている。
MEGA | |
容量・料金 | 50GBまで無料 200GB:4.99ユーロ/月 |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「MEGA」公式サイト |
安心・安定の「Google Drive」
Googleが提供している無料のオンラインストレージ「Google Drive」は15GBまで無料。
Google Drive | |
容量・料金 | 15GBまで無料 100GB:250円/月 (または年払い2500円) |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「Google Drive」公式サイト |
10GB無料の「pCloud」
2013年にサービスを開始した「pCloud」。10GBまで無料だけれど、紹介制度を利用すれば無料枠を20GBぐらいにまで増やせる。
pCloud | |
容量・料金 | 10GBまで無料 |
共有フォルダ・リンク | あり |
⇒「pCloud」公式サイト |
クラウドストレージを一元管理できるサービスが便利
複数のクラウドストレージを一元管理できるサービスを提供している「MultiCloud(マルチクラウド)」と「AnyDrive(エニィドライブ)」だ。
MultiCloud(マルチクラウド)
同一のクラウドサービスの複数アカウントにも対応している。
利用できるクラウドストレージサービスは次の通り。
ファイルエクスプローラー形式でクラウドストレージ同士を取り持つことができるので、ファイルの受け渡しも簡単。
AnyDrive(エニィドライブ)
AnyDriveも同一のクラウドサービスの複数アカウントに対応している。
利用できるクラウドストレージサービスは次の通り。
これらのサービスを利用してクラウドを管理しておけば、どんなクラウドストレージサービスをどのアカウントで利用しているか一目瞭然。忘却の末にアカウントが失効、などということにならずに済む。
動画の再生ができるクラウドサービス
ほとんどのクラウドストレージはブラウザー経由かスマホアプリ経由で動画や音楽の再生もできる。
お気に入りの動画をクラウド上に保管しておけば、外出先からスマホで視聴することも可能。
【Dropbox】
【Terabox】
【MEGA】
クラウド対応のミュージックプレイヤー
クラウドストレージに保存した音楽データの再生に対応したミュージックプレーヤーの中でもっともおすすめなのがCloudBeats(クラウドビーツ)。
Googleドライブ・DropBox・box・OneDriveなどの有名なストレージから直接音楽データをダウンロードしながら再生できる。
クラウドストレージならオンラインで音楽データの入れ替えが出来てラクラク。
サービスが終了したクラウドストレージ
以下はサービス終了となったクラウドストレージサービス。
⇒サービス終了
100GB無料で、写真でも音楽ファイルでもドキュメントでも動画でも何でもOK。しかもアップした音楽や動画ファイルは専用のプレイヤーを利用することでダウンロードしなくてもプレビュー再生ができるというから、何だかすごく便利ですばらしいサービス。
会社の実態は4人の自己資金でつくられたベンチャーだという。う~ん、使っても大丈夫なのだろうかと悩んでしまう。あまり大事なものは置いておけないが、共有すること目的ならばとりあえず様子見で使ってみてもいいかもしれない。
ちなみにこのサービスはDropboxと違って、単純にクラウドストレージを提供するだけのサービス。ローカルとの同期ツールなどはない。
50GB無料の「Adrive」
⇒サービス終了
Adriveは50GB無料。こちらのサービスも単純なクラウドストレージで、同期はとれない。会社の設立は2007年のようだ。
sharedと違ってプレイヤー機能などはなく、ブラウザー上では写真のプレビューが見られる程度。容量が同じなら機能がある方を選ぶだろう。あとは転送速度か。何にしても他にウリが欲しいところ。
「Copy」で1TB獲得を目指す
⇒サービス終了
本体は2003年創業のBarracuda Networksという企業。「copy」のウリは友達紹介で5GB増量という紹介システムの魅力だ。フリープランのスタートは15GBだが、紹介を重ねることで最大1TBまで行くとか行かないとか。
だれかの紹介用リンクからユーザー登録すると、最初から5GBプラスされた状態でスタートできる。ということで気が向いたら下記リンクから登録してみてほしい。
→登録はこちら(https://copy.com?r=M3uewe)
まとめ
以上、無料で利用できる大容量のクラウドストレージについてまとめてみた。
ボランティアじゃないので利益にならなければ撤退する。それはレストランでもコンビニでも無料ストレージでも同じこと。
無料で1TBの写真ストレージを提供する「Flickr」を以前紹介した。サービス開始から10年以上経過しており、しかもバックがYahooなのでまあ安心かなと思っていたのだけれど、2019年に無料容量を1TBから1000枚へと縮小。ユーザーを大慌てさせた。
でもデータを預かるサービスが「もうやめます」ってのは、なんだかんだでやっぱり困る。
いつなくなってしまうかという不安が根付くと、ユーザーは「大容量」「無料」に安易に手を出すことが出来なくなっていく。
立ち上げてダメだったらやめればいいみたいな安易なサービス展開はストレージ業界そのものに良くないので、できればやめて欲しいと思う今日この頃。