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シーズン到来!爽やかな山登りがしたくなる、お気に入りのコミック5選

梅雨が明けると山登りがしたくなってくる。重装備をして登るような本格的なものでなくても、息をつかせながら登り切ると、それだけで得したような朗らかな気持ちになれるのがいい。

時々読み返している、山を舞台にしたコミックを紹介。読んでいると本当に山登りしたような気持ちになったり、久しぶりに登ってみるか、という意欲が涌いてくる。


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「岳(がく)」石塚真一

小栗旬主演で映画化もされたポピュラーな作品。山に生きるたくましい主人公、島崎三歩の自由人ぶりは魅力的。雪山登山は真似できないけど、夏山でコーヒーを飲むくらいならやってみたくなる。ベースは遭難者救助の話なのでどぎつい描写も多いが、三歩の持つバイタリティや明るさが山のみならず人生においても、とても大切なのだということにあらためて気づかせてくれる。全18巻。

「孤高の人」坂本眞一

原作は新田次郎の同名小説。原作と同様に、実在する異色の登山家である加藤文太郎の生涯を描いたものだが、独自のアレンジが多々あり、時代も現代に近い設定となっている。主人公の加藤が極端にストイックで、山に対する姿勢も限りなく真剣。シリアスで重めなストーリー展開は読み手を選ぶところもあるが、心に残る作品であることは間違いない。フリークライミングしたくなる。全17巻。

「ヤマノススメ」しろ

いかにもイマドキの、ゆるふわ系の山ガール漫画。幼なじみから半ば無理矢理に山登りの世界へ引きずり込まれた主人公を中心に、少女4人の織り成すプチ山登りライフを、初心者向けのウンチクを程良く織り交ぜながら描いている。肩が凝らないほのぼのワールドなのでとっても気軽に読める。原作よりも丁寧なキャラデザインでアニメ化が継続しており、そちらも同時に楽しめる。連載中。

「山登りはじめました」鈴木ともこ

作者自身のトレッキング体験・登山体験を、女性目線で綴った楽しいコミック・エッセイ。ゆるい画風は好みのわかれるところだが、ドキュメンタリーなので内容に説得力があり、これから山に登ろうと考えている人や、もう何年も登ってないなあという人に、山へ向かう勇気を奮い起こさせてくれる。男性が読んでも楽しい。

「オンサイト!」尾瀬あきら

フリークライミングを通じて少女と少年の青春を描いた爽やか系スポーツ漫画。山登りメインの作品ではないが、流行りのボルダリングをいち早く扱った作品としては読みごたえのあるものに仕上がっていて、スポーツクライミングの魅力に触れるには十分。第一部完結のまま未完。

山登りを題材にしたコミックは他にもあるが、個人的には山の楽しさを伝えてくれるような作品が好きだ。
山に何を求めるか、どこまでの難易度を求めるかは人それぞれ。自分なりの目標を持って登れば、高さは関係ない。なんてね。

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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