圧倒的な映像美で近未来の宇宙空間を描いたムービー『WANDERERS(放浪者たち)』がvimeoにアップされています。制作したのはデジタルアーティストのエリック・ワーンクイスト氏。
高画質モードで100MB超の映像なので、環境によっては再生が難しいかもしれないが、３分５０秒の短い作品なので観られる人はぜひ一度ご覧いただきたい。
この作品はハイクオリティなアニメーションなのだが、実写以上にリアリティが感じられる。怖いぐらい美しくて壮大な宇宙と、そこで活動する人間たちの様子。GoogleやSpaceXなどによる宇宙開発が始まろうとしている今、この作品のような映像をリアルで観ることができる日も案外近いのかも・・・などと思いを巡らせてしまう。
衛生エウロパに降り立った人々と、その背後にそそり立つように浮かぶ巨大すぎる木星。もしこの光景を実際に目にしたら、美しいと感じられるか、それとも恐怖を感じるか。
土星の輪の中に浮かぶ宇宙飛行士の姿。宇宙では人は小さくて頼りない、ちりのような存在でしかない。
火星の大地で、大型宇宙船の到着を見上げる人々。マーズワン計画が実行されれば、これが現実の光景になり得る。
人類はこの広大な宇宙に本気で乗り出そうとしている。何時かはわからないが、この風景を自分の目で見られる日が必ず来るのだ。
