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電子書籍リーダーを買おうと思って「Kindle」「kobo」などなどについて調べてみた

今までAndroidタブレットや中華パッドで電子書籍を読んでいたのだけれど、ツレが「電子書籍リーダー欲しい」と言い出したのでXmasプレゼントでもいいかも、と思って調べてみた。以前にTSUTAYAとかヨドバシとかで実物を見たり説明を聞いたりしたことはあったけれど、使ってみようと思ったことがなかった。でも最近は小さな文字が見づらくなってきているし、長く読むには本体重量が軽くて、しかもバッテリーの持ちが良くて、といった諸条件を考慮すると、1つに決めるのはなかなか難しい。

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売れ筋・王道

世の中の人が使っている電子書籍リーダーのほとんどは、「Kindle」か「kobo」だ。何をどう言ってみても、この2つの天下であることは否定しようがない。

Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhiteは内蔵メモリが32GBだの、解像度が300ppiだの、重さが200gちょっとだのと、Amazonでかなり宣伝しているので、使ったことのない人でも名前は聞いたことがあるだろう。

幅が117mmで高さが169mm。公式発表では「明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合、1回の充電で最長数週間利用可能」とある。 表示時にバッテリーを消費しない、というのがKindleの前々からのウリ。電子書籍リーダーとしては理想的だと言える。

通信はWi-FiまたはWi-Fi+無料3G。無料3Gは外出先でWiFi環境がない場合でもデータがダウンロードできるので重宝だが、コミックや雑誌のような画像の多いデータは容量もデカいので、WiFi環境でなければ落とせない仕様になっているらしい。

ちなみにWiFiモデルは16000円ぐらいで、Wi-Fi+無料3Gモデルの方は22000円ぐらいする。

画面は6インチなのだが、電子書籍の場合、文字を大きくすれば行数も自動的に変わるので、別に小さくても問題はない。200gという重さを軽いと感じるか重いと感じるかの方が重要かもしれない。

→Kindleストア

Kobo Aura H2O

楽天の電子書籍ショップである「楽天ブックス」の公式リーダーである『kobo』シリーズ。中でも『Kobo Aura H2O』は「風呂でも安心して読める」というのがウリの防水仕様。

画面は6.8インチで解像度は1430×1080(265ppi)、重量233g。幅が129mm、長さが179mm。内蔵メモリは4GBだが、外部メモリとしてmicroSDが使える。価格は20000円程度。

EPUB/PDF/JPEG/GIF/PNG/BMP/TIFF/HTML/CBZ/CBR/MOBIに対応しており、自由度が高いのも魅力だ。

下位機種に6インチの『kobo glo HD』(14000円程度)があるが、せっかく防水仕様のものを出してくれているのだから、そちらを選びたい気がする。

→「Kobo Aura H2O」商品サイト

少数派・オワコン

売れ筋・王道以外のものとして、少数派が存在する。ある意味冒険というか、マニアックというか、あえてこちらを選択するという手もなくはない。

BookLive!Reader Lideo(BL-121)

BookLive!Reader Lideoは電子書籍ショップ「BookLive!」向けの専用端末だったが、2016年5月に販売を終了している。Kindleやkoboと比べて価格が安く、しかも通信契約無しでWiMAX通信が利用可能であることで注目されていたが、現在市場に出回っている製品で最後。

booklive00

→BookLive!Reader Lideo(公式)

画面は6インチで解像度は600×800(166ppi程度)、重量170g。幅が110mm、長さが165mm。内蔵メモリは4GBとなっている。価格は8000円程度。(BL-121の仕様より)

「BookLive!」のデータしか読めず、PDFやSpinMedia形式のデータには対応していない。外部メモリも使えないため、完全に”専用端末”。このあたりも生産中止に追い込まれた原因の一つかもしれない。

SONY 電子書籍リーダー(PRS-T3S)

2014年に電子書籍リーダー市場から撤退したSONY。その最後のリーダーが「PRS-T3S」だ。現在でも13000円前後で手に入るが、今後は後継機の発売も無いため、購入には覚悟が必要。ただ、SONYの電子書籍ショップ「Reader Store」は続いており、書籍の購入は可能。

外部メモリとしてMicroSDが利用できるため、自炊派には人気が高い。

→「SONY READER」商品サイト

→「Reader Store」公式サイト

東芝 BookPlace DB50/25E

東芝は2015年に電子書籍販売事業として展開していた「BookPlace」をU-NEXTに売却。現在も「BookPlace」は存続しているものの、東芝製の電子書籍リーダーは終焉を迎えた。BookPlaceの書籍はPCやスマートフォン・タブレットで購入・閲覧できるため、専用端末の必要性はあまりない。

もともとBookPlace DB50/25EはAndroid2.3をベースに作られたタブレットなので、これでなければならないということはない。ただ、現在市場に残っている端末は4000円前後と激安なので、一考の価値はある。

→「BookPlace DB50」商品サイト

→「BookPlace」公式サイト

自炊ファイルを読みたいかどうか

電子書籍は正直なところ、どこのストアで購入しても特に違いはないような気がする。だから、リーダーとしての用途に「購入した電子書籍以外のものも読む」という項目が加わる人とそうでない人で、リーダーの選択は変わってくる。

自炊のPDFなどを手っ取り早く読むためには、外部メモリの利用が可能であることが必要。その観点で絞ると、「Kobo Aura H2O」か「SONYY READER」か「東芝 BookPlace DB50」しかない。

しかし、KindleでもPCから直接Kindle内のフォルダに保存すれば、自炊のZIPファイルも読めるらしい。保存に使える領域に限りがあるので、大量に保管しておくことはできないけれど・・・。Kindleで読めるように変換するツール「Kindle Comic Creator」もリリースされている。

→「Kindle Comic Creator」(Amazon公式)

Koboの場合はZIPファイルをCBZ形式に変換してやればそれだけでたいていの場合はOKらしい。Kindleと違ってKoboならMicroSDに保存しておけばいいので、かなり便利そうだ。

SONY READERの場合は自炊ファイルをPDF化して読むことになる。PDF形式で保管している人には問題ないが、そうでない場合は変換が必要だ。

東芝BookPlace DB50は自炊PDFも読めるが、操作性も動作もかなり難があるという声をよく聞く。完全なオワコンものであるため、深追いをする必要はないと思われる。



人それぞれに好みが異なるので一概には何とも言えないが、自炊に重きを置くならKobo、それ以外なら無難にKindleを選択すべき、というところか。安さに釣られて冒険をしても長く使えるものは手に入りにくい。

楽天ポイントでもいいのだが、Amazonギフトも結構貯まっているので、ここはKindleで行こうと思う。

《比較表》

Kindle PaperwhiteKobo Aura H2O
価格¥14,280~¥18,100~
画面サイズ6 インチ6.8 インチ
解像度1448x1072(300ppi)1430x1080(265ppi)
重量205g~217g233g
サイズ169mm x 117mm x 9.1mm179mm x 129mm x 9.7mm
内蔵メモリ4 GB4 GB
外部メモリなしMicroSD対応
バッテリー数週間約 7 週間

BookLive!Reader Lideo(BL-121)SONY READER(PRS-T3S)
価格¥6,800~¥12,800~
画面サイズ6 インチ6 インチ
解像度600×8001024x758(212ppi)
重量170g160g
サイズ165mm × 110mm × 9.4mm160.5mm × 107mm × 9.5mm
内蔵メモリ4 GB2 GB
外部メモリなしMicroSD対応
バッテリー最長1ヶ月最長2ヶ月

東芝 BookPlace DB50
価格¥4,000~
画面サイズ7インチ
解像度1024×600
重量330g
サイズ190mm × 120mm × 11mm
内蔵メモリ8 GB
外部メモリMicroSD対応
バッテリー約7.5時間

この記事の執筆者:おき兄(おきにい)
PCで遊び続けて数十年。ガジェット好き。マザーボードに美しさを感じる系の人。子供の頃からいろいろなものを組み立てたり壊したりしてました。最近はVR/MR的な世界に傾倒しつつあります。
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