使わなければ月額0円のSIMというのは、スマホを複数台持っている人にとっては、待ちに待った最適SIMだと思う。
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が販売を開始した「0 SIM (ゼロシム)」は、データ使用量500MB未満までは月額基本料金が無料という、かなり思い切ったサービス商品だ。
目次
0SIMの料金体系は?
0SIMにはSMS有りと無しがある。料金は次のとおり。(税別)
データ使用料 | SMS無し | SMS有り |
月に500MB未満 | 0円 | 150円 |
500MB以上2GB未満 | 100MB毎に+100円 | 100MB毎に+100円 |
2GB以上 | 1600円固定 | 1750円固定 |
SMSサービスなしの場合で、データ使用量が500MB未満ならば、月額料金が0円で済む。これはすごい話だ。
500MB以上2GB未満の範囲では100MBごとに100円ずつ料金が上がっていく。
それ以上の利用については、2GB以上5GB未満が1600円固定で、5GB以上になると料金が上がらない替わりに速度制限がかかる、という仕組みになっている。
「0 SIM (ゼロシム)」には上限1600円の「データ専用プラン」以外に、基本料金150円で上限1750円の「データ+SMSプラン」と、基本料金700円で上限が2300円の「データ+音声プラン」がある。
SMS付きで150円のプランは、いろいろと利用価値がありそう。一番のおススメ。
最近ではスマホを複数台持ち歩いている人も多い。
私もタブレットを含めて3台以上持ち歩いている。WiFi専用としても結構使えるのだが、基本料金が0円のSIMであれば、いざという時のために1枚差しておいても維持費はかからない。
0SIMの注意点は?
2018年3月現在で0SIMを1年以上使っている管理人。0SIMの使用感としては次のようなことを挙げたい。
速い時は速い
通信速度は、速い時は速い。一応ポケGOは問題なくできる。
速い時の速度調査結果が下図。
ちなみにこの時、auのキャリアスマホの速度が下図。
0円のSIMで9Mbps出ていれば、じゅうぶん満足。
遅い時はものすごく遅い
混雑する時間帯などは速度がほとんど出ない。下手をすると速度0MBpsで計測不能だったりする。
遅いなあと感じる時に測定してみると、だいたいこんな感じになっている。
ちょっと遅すぎ、という気がするのだが。
そこは0円のSIMだということで了承するしかない。
3カ月間使わないでいると自動解約
0SIMは一度も使っていない状態が3カ月間続くと、自動で解約になるから注意が必要。
その上、自動解約後はSIMを返却しないと損害金を請求されてしまう恐れがある。
余っているスマホに挿してそのまま忘れてしまうと3カ月後には使えなくなっている可能性があるので注意が必要だ。
いざという時のためにSIMだけ持ち歩く、というのは危険極まりないのでやめたほうがいい。
500MB未満に抑えるのは難しい
ほどよく使う、というのが結構難しいもので、どうしても500MB以上使ってしまいがちだ。
特にポケGO用に使っていると平気で1GB近く使ってしまうので、下手をすると500円の請求が来ることも。
使ってしまうと0SIMの意味がなくなるのだが、多少使って支払ったほうがサービスは長続きするのかもしれない。
結論「0SIMは必要なのか」
結局のところ、0SIMを持っていてどうなのかというと、とってもいい。
やはり使わないときは使わないので、そういう時は0円でおさまる。
「いざという時にちょっとだけ使えればいいんだけど」みたいな端末には、最適なSIMの一つであるのは間違いない。
管理人は今後も0SIMを使っていく予定だ。採算度外視のサービス、続いてくれるといいのだが。