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XPのサポート、本日で終了!今後はどうすればいいの?

windowsxp

マイクロソフトはWindows XPのサポートを本日で打ち切る。今後は脆弱性対策等も含めてマイクロソフトが何かしてくれることはなくなる。企業向けの有償サポートはあるらしいけれど、大多数の一般ユーザーについては、今後はXPを使ってくれるなということらしい。

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「ウイルス対策は自分で」の限界

低スペックのマシンでも軽快に動くXP。XPでしか動かないようなアプリケーションを仕事で使っているような場合もある。「XPはWindows8の21倍、ウイルスに感染しやすい」というのがマイクロソフトの公表だが、ウイルス対策がしっかりできていれば、XPを使い続けることは危険なことではない。

ただし、市販のウイルス対策ソフトも、定義ファイル(いわゆるワクチン)のアップデートが終わってしまったらガードの意味を成さなくなる。ウイルスバスターが2015年12月31日まで、マカフィーは2015年の下半期予定など、大手のウイルス対策ソフトメーカーもXP用の定義ファイルの配布のエンドを決めて、それ以降はアップデートを停止する。

どんなに注意していても、ウイルスは入ってくる。ネットワークだけでなく、USBメモリーを経由してもあっさり感染する。危険性のあるOSをネットワーク上で常時稼動させておくのはやはり危険すぎる。感染してしまった時のリスクは1台だけの範囲では済まされない。

どうしてもXP環境を残したい場合は外付けUSBで

そうは言っても、仕事が滞るようでは困る。今後どうしても今のXPの環境を残しておきたいと思ったら、おそらくは「BOOT革命USB」を使ってUSBハードディスクかUSBメモリーに残しておく以外にあまり選択肢はない。

我が家は早々と、XP環境をUSBメモリーに閉じ込めた。どうしても必要な時だけ、USBメモリーを挿してXPを起動させる。Vista以降のOSでは動かないデバイスとかアプリは、これで対応するしかない。デバイスやアプリ側が対応するまではそれで凌ぐ。

USBメモリーにOSを入れる話は、以前「OSやインストーラーをUSBメモリーに仕込んで使うと便利で楽しいという話」や「本当にどこでも?『BOOT革命USB』シリーズの「どこでも起動」を検証してみた」で触れたが、現在の環境をそのまま保存するには市販ソフトに頼るしかない。背に腹は代えられぬ、といったところか。

PCのスペックを上げられないのであれば他のOSを

XPが動いているPCは、今となってはスペックが低くて、というマシンが多い。スペックが低くても動くOSは、現在のマイクロソフトにはない。それでもそのPCを使い続けなければならないのであれば、これはもう、Linux系OSなどに入れ替えるしかない。メールやWeb検索、ドキュメント作成がメインなのであれば、今はそれほど困らない。オンラインアプリがあるからだ。ブラウザーベースで動いてくれるアプリケーションサービスは、こういう状況下では特に強い。「インストールの時代は終わった!驚きの無料webアプリ『Office Online』」でも触れたが、オンラインで使えるアプリケーションが動けば、OSもスペックもあまり関係ない。Windowsでなければウイルスの危険性も格段に少なくなる。昔からLinuxなどのOSに感染するウイルスを開発する人は、Windowsを狙う人よりも少ないと言われている。

お気に入りでも危ないものは手放すしかない

結局のところ、Windows98がほとんど残っていないのと同じで、いずれはXPを手放さないといけない。感染被害の深刻さを経験している人間にとっては、本部から見放されたOSはやっぱり怖い。早く手を打つか遅く手を打つかの違いは、結局のところあまり大差ないかもしれない。

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この記事の執筆者:おき兄(おきにい)
PCで遊び続けて数十年。ガジェット好き。マザーボードに美しさを感じる系の人。子供の頃からいろいろなものを組み立てたり壊したりしてました。最近はVR/MR的な世界に傾倒しつつあります。
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