iPhoneは毎年新しいものが発売されるので、4~5年前のものだと既に古くなってしまいがち。余っているからといって中古ショップへ売りに出しても二束三文なので、結局しまいっぱなしになっていることが多いと思う。
そんな余り物のiPhoneをどうにかして少しでも活用したいと思った時に役立つアプリを紹介。捨ててしまう前に一読を!
目次
- 1 監視カメラとして使う
- 2 FaceTimeで自動応答させて使う
- 3 音楽プレーヤーとして使う
- 4 クラウド対応の音楽プレーヤーとして使う
- 5 テレビのリモコンとして使う
- 6 家電用のマルチリモコンとして使う
- 7 最近のスマート家電の場合、ネットワーク経由で操作ができる。そのプラットフォームとしてスマホが活用される。余ったiPhoneは家電用のマルチリモコンとして最適だ。
- 8 カーナビとして使う
- 9 ドライブレコーダーとして使う
- 10 メインのiPhoneの子機として使う
- 11 風呂用のテレビとして使う
- 12 WiFiルーターとして使う
- 13 デジタルフォトフレームとして使う
- 14 固定電話の代わりにする
- 15 非接触式体温計として使う
- 16 まとめ
監視カメラとして使う
余っているiPhoneは監視カメラになる。iPhone向けの監視カメラアプリの中で最も有名なのが「アルフレッドカメラ」。このアプリを仕込めば、古いiPhoneでも立派なリモート監視カメラとして息を吹き返す。
アルフレッドカメラを利用するには、監視カメラとモニターの2台のスマホが必要。2台のスマホを同じアカウントで利用することで、1対1の安全な送受信を実現。
監視カメラ側のアプリは動体検知機能がついているので、異変を察知したら即録画・撮影して通知してくれる。
モニター側では複数のカメラを管理できる。任意のタイミングで動画を撮影したり、マイクで音声を伝えたりも出来る。インターホン代わりにも使える優れものなので、一度試してみて欲しい。
FaceTimeで自動応答させて使う
iPhoneの強みは自動応答が可能なこと。設定画面で[アクセシビリティ]⇒[タッチ]⇒[通話オーディオルーティング]と進み、「自動で電話に出る」を有効にして応答までの秒数を設定する。
その上でiPhone標準の通話アプリ「FaceTime」をテレビ電話として利用すれば、自動応答をするリモートカメラとして使うことができる。
必要な時に電話をかけて映像を見れればいいという場合は、監視カメラアプリよりもFaceTimeの方が設定が簡単だし、通信量も抑えられる。
音楽プレーヤーとして使う
iPhoneと相性のいい「Apple Music」や「Spitify」のサービスを利用すれば、余っているiPhoneが便利な音楽プレーヤーになる。どちらもSiriに対応しているので「Hey Siri 音楽をかけて」「Spotifyで音楽をかけて」と話しかけるだけで曲が再生される。
クラウド対応の音楽プレーヤーとして使う
余ったiPhoneを音楽プレーヤーとして利用する場合、バッテリーは当然劣化しているので、充電ケーブルを挿しっぱなしで使える環境が望ましい。
また、ストレージ容量が大きければいいけれど、あまり容量は期待できない。その場合はクラウドストレージ(オンラインストレージ)に音楽データを保存してストリーミング再生できれば何かと便利だ。
クラウドストレージに対応した音楽プレーヤーの中でも高評価を得ているのが「CloudBeats MP3 & FLAC 音楽プレーヤー」。Googleドライブ・DropBox・box・OneDriveなどの有名なストレージから直接音楽データをダウンロードしながら再生できる。
クラウドストレージならオンラインで音楽データの入れ替えが出来てラクラク。無料で利用する場合、容量的にはboxの10GB、GoogleDriveの15GBがおすすめ。使っていないiPhoneなら車載専用というのもありだと思う。
テレビのリモコンとして使う
テレビによっては専用のリモコンアプリをリリースしているものもある。そういったアプリを使えば、余ったiPhoneをリモコン代わりにして、そこから録画なども出来る。
赤外線リモコンではなくネットワーク経由で操作するので、あまり古いテレビでは使えない。
Panasonic TV Remote 2(Panasonic)
AQUOSコネクト(SHARP)
TV-Video & TV Sideview(SONY)
LGTV Plus(LG)
家電用のマルチリモコンとして使う
最近のスマート家電の場合、ネットワーク経由で操作ができる。そのプラットフォームとしてスマホが活用される。余ったiPhoneは家電用のマルチリモコンとして最適だ。
カーナビとして使う
iPhoneをカーナビにしてしまうという手もある。実用性が最も高いアプリは「Yahoo!カーナビ」。音声認識にも対応しているので、ハンズフリーに近い状態で操作ができる。
ドライブレコーダーとして使う
余っているiPhoneを車に取り付けて、ドライブレコーダー代わりに使う方法もおすすめです。あおり運転が社会問題になり、ドラレコの需要も高まっています。
おすすめのドラレコアプリは「DriveMate RemoteCam」。スマホをリアガラスに付けて後方を録画するもの。iPhoneを2台用意して、同じアプリをカメラモードとリモコンモードにして使います。操作は手元のスマホで行うので、リアガラスのiPhoneは貼り付けたままでOK。
フロントガラスに貼り付けて使う前方用のドラレコアプリ「DriveMate SafetyCam」もリリースされているので、さらにもう一台iPhoneが余っていたらカンペキなドラレコ環境が構築できそうです。
メインのiPhoneの子機として使う
あまり知られていないけれど、iPhoneには「iPhone Cellular Calls」という機能があり、これを利用すると古いiPhoneを子機として利用することができる。
メイン機と同一のiCloudアカウントにログインしていて、しかも同一のWiFiにつながっていれば、親機の着信と同時に鳴るので、子機としての代用が可能。
風呂用のテレビとして使う
余っているiPhoneならお風呂専用のテレビにしてもいいかもしれない。
スマホ向けの動画配信アプリは有料・無料いろいろあるけれど、ある程度なら無料で見られる見逃し配信の「TVer」とか「FOD」などを利用すれば月額料金はかからない。もちろん有料のサブスクを契約すればどこでも見放題。余ったスマホが役に立つ。
iPhone7以降の機種は防水対策が施されているので、少しぐらい濡れても大丈夫だとは思う。でも防水ケースに入れた方が断然安心。
WiFiルーターとして使う
大容量の格安SIMを挿してテザリングさせることで、モバイルWiFiルーター代わりに使うこともできる。
また、Apple純正の「Lighting-USB3 カメラアダプタ」と「USB-LANアダプター」をつなぐことで、有線LAN経由でインターネットに接続することも可能。iPhoneを無線LANルーターとして活用できるようになる。
デジタルフォトフレームとして使う
iPhoneの中の写真データを表示し続けてくれるアプリ「デジタルフォトフレーム」。シンプルで使いやすいのでおすすめ。
固定電話の代わりにする
変わり種ではあるけれど、iPhoneを受話器とつないで固定電話のようにして使う、というのもある。おしゃれと言えばおしゃれかもしれない。
非接触式体温計として使う
スマートフォンに接続して使う体温計はさまざまなメーカーから発売されている。専用のスマホアプリを使ってログ管理も出来る。
まとめ
新しい機種に変えたので使わなくなった古いiPhone。使えなくなったわけではないので、まだまだ手放すのはもったいない。よほど新しい機種でなければ売りに出しても高値は付かない。iPhone5Sぐらいになると、買い取り価格が1000円だったりする。
それなりの値段で購入したiPhone。実はまだまだ使い道があるかもしれないので、もう一度チャンスをあげてみてはいかがだろうか。