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感動の出来栄え! シロウトが撮影してもプロ並みの写真に仕上げてくれる「HDR合成」技術とは?

人間の目は明るいところと暗いところを自動で認識し絶妙のバランスをとって映像化して脳に送ってくれる・・・らしい。カメラの場合はもっと単純なので、暗いところに合わせれば明るいところが白潰れになるし、明るいところに合わせると黒潰れが生じる。

これらの不都合をソフト的に解消してくれる手法を「HDR(High Dynamic Range)合成」という。最近のスマホ用カメラアプリなどにはその機能を持つものも多い。また、HDR合成に特化したPC用アプリも増えてきている。これらの技術を使うと、私のようなシロウトでも驚きの美写真が作れちゃうのだ。


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「露出過多」と「露出不足」の合成

露出過多で明るく白くなった写真と露出不足で暗く黒くなった写真から、双方の良いところを取り出して合成すれば、オールレンジでメリハリの効いた写真が出来上がる。肉眼で見るのに近い画像だ。

FotorCreated

ソフトウェア的にHDR合成をおこなう場合、露出が[-2.0],[0],[+2.0]の3種類の写真を撮り、それを合成加工する方法が一般的。普通に撮っただけではどうしても平坦な印象になってしまうが、HDR合成を施すと下のようになる。

DSC08456c_tonemapped

空の青さも被写体の明暗の両方を併せ持つ画像は、見違えるほど引き締まって見える。また、ソフトウェアなのでトーンを変えたりして特殊効果を施すことも自在なので、下のような加工をすることも可能になる。

DSC08456b

また、HDR合成ソフトは単に合成するだけでなく、3枚の画像の位置合わせもしてくれるものが多い。普通のカメラで露出の違う3種類の写真を撮影しようとすると、三脚で固定して撮っていても若干のぶれは生じるので、位置合わせの機能は必要不可欠だ。

無料でHDR合成を楽しむには

本格的なHDR合成を施すためにはシェアウエアが必須だが、簡易HDRならば無料で行う方法もいくつかある。

驚異のオンラインサービス『Fotor』

もっともおススメなのは無料オンラインサービス『Fotor』を利用する方法。『Fotor』は無料のユーザー登録をすれば誰でも画像編集やコラージュ加工などができるすごいサービス。これがあれば編集ソフトは必要ないんじゃないかと思うくらいの多機能さをもつ『Fotor』がHDR合成も手掛けているのだ。

fotor_hdr1

『Fotor』でHDR合成をすると下のような画像になる。特殊な加工は出来ないけれど、それでも通常の写真撮影では得られない味わいは十分に出せる。

Fotor_HDR_DSC08454

『fotor』のHDR合成の場合、位置合わせまで自動でやってくれる。ほとんど手間なしで作成できてフリーだというのだから、これを利用しない手はない。

フリーソフトでHDR合成ができる『Luminance HDR』

luminance1
→『Luminance』ダウンロードサイト

HDR合成のできるフリーソフトもある。その1つが『Luminance HDR』だ。このアプリは位置合わせ機能が付いていることは付いているのだが、合わせが甘いので、ブレがない写真ならば上手に合成してくれる。ブレがある場合は手動で位置合わせをする等の手間が必要となる。

drago_bias_0.85

簡易HDRソフト『Fusion』

fusion1
→『Luminance』ダウンロードサイト

もう一つのフリーソフトが『Fusion』。シェアウェアの簡易無料版だが、こちらは位置合わせも上手で、そこそこ面白い加工をしてくれる。

DSC08452_fusion

有料のHDR合成アプリの驚くべき能力

有料アプリの代表的なものには『Photomatix Pro』や『Zoner Photo Studio PRO』などが挙げられる。

HDR合成アプリの王道『Photomatix Pro』

『Photomatix Pro』は11,000円と高価だが、本格的にHDR合成をしたい人にはもっともおススメのシェアウェア。機能が豊富で、処理能力も揺るぎない。プロ並みの仕上がりには驚くばかりで、とても自分が撮った写真とは思えないほどの作品が作れる。

難しいことは知らなくても使い方はかんたん。

①デスクトップ上のアイコンに元となる3枚の写真をドロップ。

photomatix1

②MergeするのでそのままOKをクリック。

photomatix2

③OKをクリック。

photomatix3

④Align&Show deghostingをクリック。

photomatix4

⑤マージが終わったらOKをクリック。

photomatix5

⑥あとはプリセットから選ぶだけ。こだわりの微調整もここで行うことができる。

photomatix6

⑦プリセットから選んだり、微調整が終わったら、Applyをクリック。

photomatix7

⑧Save Final Imageで保存すれば完了。

photomatix8

拍子抜けするほど簡単にできる。それだけアプリの出来がいいということだ。

また、この『Photomatix Pro』は、1枚の写真でもHDRっぽく加工することができるので便利。何となく締まりの悪い写真でもインパクトのある写真に生まれ変わったりする。

DSC03090_tonemapped

なお、『Photomatix Pro』は体験版として使うことができる。試用中は一部機能を利用した場合に透かしが入るが、有効期限等の制限はない。

→『Photomatix Pro』ダウンロードページ

透かしが入るのはどうも・・・という場合(それがほとんどだと思うけれど)は、迷わず製品版を購入することをおすすめしたい。持っていて損はない、損するはずがない有料アプリなので。


見たままを美しく写真に残すというのは、プロでもなかなか難しい。でも、見たものをより美しく残すというのはアプリがあれば出来そうだ。自分で撮った写真が驚きの美写真に変わってくれるのは、何とも言えない楽しさがある。

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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