Windows8.1用のインストール用ディスクを作成するツールとして知られているマイクロソフト謹製のMediaCreationToolに、Windows10用が登場した。
→「Windows 10 のダウンロード」（MediaCreationTool）
直接インストールをすることもできるが、USBメモリーに仕込むことも可能だし、ISOにも変換できるのでインストールDVDの作成もOK。32bit版と64bit版が用意されていて、両方まとめてダウンロードすることもできる。
そもそもWindows10は自動でダウンロードされてインストールされるというのがウリだったのだが、環境によってはバックヤードでダウンロードされてきてもインストール作業でコケる場合が結構多いらしい。予約を済ませていたPCで、29日～30日中に次のような状況が見られるPCは、いつまで待ってもインストールされない可能性が高いと思われる。
①Winodws10一式のダウンロードが完了するとできる、Cドライブ直下の隠しフォルダ「$Windows.~BT」がちゃんと存在するにも関わらず、インストールが始まらない。
②Windows Udateの更新履歴をよくよく見てみると、Windows10のアップデートに「失敗」している。
アップデートが自動で進まないのにはそれなりの理由があるのだろうが、待ちきれない場合は自己責任でMediaCreationToolを利用すればアップデートはできる。「自己責任」というと不安を感じるかもしれないけれど、いずれにしても自分のPCを無償OSでアップデートするわけだから、どんな方法を使っても自己責任であることに変わりはない。
実際やってみると、Windows10のアップデート作業は今までのバージョンと比較してもスムーズで、思っていたよりあっさり終わる印象。特殊な周辺機器のドライバーや、アプリケーションの対応具合はまだまだ情報不足だが、どのみち使うことになるOSなのだから早めに体験しておいた方がいい。
なお、正規のWinodowsOSから上書きアップデートする場合、シリアルは特に聴かれないままバージョンアップが完了する様子。
手元の複数のPCで確認した範囲では、OSの動作はかなり軽快な印象。巷ではネットワークアダプターのドライバーがサポートされていなくて導入を断念したというような声もある。使ってみなければわからないものは、使ってみるしかないか。