視聴制限のあるストリーミング配信番組をどうしても録画したいという人がWEBで検索すると、どういうわけか”ムービーグラバー”というソフトをベタ褒めするサイトばっかり開く羽目になる。
ムービーグラバーは2012年6月に採択された「リッピングの違法化」と「違法ダウンロードの刑罰化」には引っかからないらしい。というのも、PC画面で再生しているのをデジタル録画しているだけで、DRMも解除していないしリッピングも通信データ傍受もしていないからだそうだ。
このソフト、9800円なんだけど、どれだけ需要があるのかわからないが口コミサイトだけはたくさんある。自演だって噂もあるくらい。
世間には「高いソフトは買いたくない、でも録画したい」という人は多い。9800円が安すぎるぜと思う人はいいけれど、そうでない人のためにこんな方法を。
無料ソフトのはしごで目的を果たす
要するにPC画面を動画キャプチャーしてそのデータをDVDに焼ければOK、だとしたら、用意するものは次の3つ。
②動画編集ソフト
③DVD作成ソフト
①画面キャプチャーソフトは、フリーソフトでもBB FlashBack Expressなど、いくつか開発されている。BBの場合、任意に移動ができない範囲指定や保存の際のひと手間など使い勝手が今ひとつに感じる点もあるのだが、満足のいく高画質キャプチャーができるし、とり急ぎ録画をしたいという場合は十分すぎる機能を備えている。本当はBandiCamがお勧めなのだが、お試しじゃなくてフル機能をしっかり使おうとすると3980円なので費用対効果で悩むところ。
②動画編集ソフトは、Machete Liteが最も安定していて使いやすい。キーフレームの縛りが気になるが、使い勝手も含めて、AVIファイルを無劣化でカットできるフリーソフトの中では一番かつ唯一のお勧め。
③AVI→DVD化ソフトは、DVD Flickしかない。他のフリーソフトどころか市販ソフトを含めてもDVD化ができないようなAVIファイルでも、DVD Flickだけは難なくDVD化してくれた。このソフトはWEB上に日本語化ファイルも存在するが、英語のままでも特に困らない。出来上がったDVDデータはImgBurnと連携してDVDメディアに焼くことができる。
無料ソフトで全てできるなら、メニューがしょぼいくらいのことは我慢しようね。
<追記>
メニューの画像やテキストを変更したい場合は、インストールフォルダ¥templates¥にあるそれぞれのメニューフォルダのうち、修正したいものをフォルダごと複製して名前を変えて名前を変えて、その中のbmpやconfファイルをいじる。背景とテキストぐらいは簡単に変えられる。あとはFlickで新しく作ったメニュー名を選択して、プレビューしてみよう。