ノートPCをHDMIケーブルでモニターにつなぎ、デスクトップ代わりに使っている人も多いと思う。私もここ10年ほどはその方式をとっている。その場合、ノートPCの置き方がなかなか重要で、下手な置き方をしているとデスクが狭くなったり、ケーブルだらけになったりして片雑然とした雰囲気になってしまう。
最もおすすめなのは、モニターの裏に縦置き状態で設置すること。邪魔なケーブル類が目に入らなくなってすっきりするし、ノートPCだけ持ち出すときも取り出しやすい。
ノートPCをモニターの裏側に設置する方法には、VESA規格のホルダーを利用する方法から自作のアイデアまで、さまざまな選択肢がある。以下にいくつかの具体的な提案を紹介していこう。

VESA規格を利用した設置方法
VESAマウントアダプターの使用: VESA規格に対応したモニターを持っていれば、ノートPC用のVESAマウントアダプターを使用するのが最も簡単で安全な方法だ。これにより、モニターの背面にノートPCをしっかりと固定できる。最も多い規格はVESA 100 x 100 mmのマウント。これに合ったアダプターでノートPCをモニターの裏に取り付ける。
市販のノートPCホルダー: 市販されている壁掛け用のノートPCホルダーを利用するのも良い選択。VESA規格のねじ穴にM10のねじ(だいたいこれ)を使って固定することができれば、ノートPCをモニターの背面に設置することができる。
VESA規格のホルダーであっても、ノートPCの重量によってはモニターが後掲したりホルダーが反ってしまうような場合もある。自分のノートPCの重量と製品の耐荷重量をよく確認すること。
下の商品は耐荷重:約5kg。
市販のPCスタンド
モニターに固定せず、ただ立てるだけでいいのなら市販のPCスタンドがおすすめ。安価なものもあるので実は一番手っ取り早い。しかもおしゃれ。
モノを選ばないのであれば、100円ショップで売っているブックスタンド・まな板立て・スポンジホルダーなど、挟む構造のものが活用できたりする。その場合、土台となるウエイトに固定すればなお安定。
今日買った まな板立て とその使い道(ノートPC立て) pic.twitter.com/l7OXpXeCS4
— KoyaMaan (@koyamaana) September 23, 2021
フレキシブルなソフトワイヤーで固定
フレキシブルなソフトワイヤー(あるいは真空の金属チューブだったりする)で固定するのも一つの手。それなりに力を入れることで形を自在に変えられる製品。100均にあったりもするし、実際にタブレットホルダー的な用途で売っている市販の製品もある。
フレキシブルワイヤーなら使い道が多く、万が一の場合でも他への流用が効くので気が楽。ロングタイプを購入すれば、モニターの足にぐるっとひと巻きして固定するだけでもいけそう。
自作のアイデア
DIYマウントの作成: 自作でノートPCをモニターの裏に設置するためのマウントを作成することも可能。できることなら3Dプリンターを使用して、ノートPCをモニターの背面に取り付けるためのアームを設計するくらいしたい。ノートPCの厚さに応じて調整可能で、モニターのVESAマウントに取り付けることができる。
木材や金属を使ったスタンド: 簡単な木材や金属を使って、自作のスタンドを作成することも考えられる。これにより、ノートPCをモニターの背面に固定し、必要に応じて高さや角度を調整することができる。
いうまでもなくDIYは自己責任。強度については十分考慮する必要がある。あと、たいていの場合、いかにもDIYでやりました的な見た目になるのが残念。
設置のメリット
スペースの有効活用: ノートPCをモニターの裏に設置することで、デスク上のスペースを有効に活用できるのは間違いない。作業環境がすっきりし、効率的に作業を行うことができるようになるのは最大のメリット。
ケーブル管理の簡素化: ノートPCをモニターの裏に設置することで、ケーブルが視界に入らない。これによりデスク周りがよりクリーンで整然とした印象になり、掃除もしやすい。
雑然としたデスク周りにうんざりしている人は、これらの方法を参考にして自分のニーズに合ったノートPCの設置方法を検討してみては?
