昔はChromeを使っていたのだけれど、ここ1年ほど使っているのはOpera。スピードダイヤルのデザインと機能性に惚れ込んで使い始めたのがきっかけで、PCでもタブレットでもスマホでもOperaを使っている。
動作的には不満はない。時々メモリ使用量とかCPU占有率とかが他のブラウザより多めかなと思ったりもするが、他と比較しても不具合は少ない。しかし、どうにも困ったことが1点だけある。それは同期がとれないこと。
いまだ開発途中のOpera Link
Operaの同期ツールを使おうとすると「ゼロから構築を行っているため、Opera 14 および以降のバージョンでは、まだ同期機能をご利用いただけません」という表示が出る。ずっと前からそうだ。そもそも現在の最新バージョンはVersion23。いったいいつまで待たせるんだか。
ChromeでもFireFoxでもブックマークの同期がとれるようになってるのに、Operaはだめ。何でもクラウド上に保存しておこうとする最近の風潮はどうかと思うが、ブックマークぐらいは共有したい。同期ができればOperaは動作的にも機能的にも、シンプルな赤いロゴのデザインセンスも含めて完璧なのだが・・・・。
環境を移したければ手動で同期
しかたなく使い続けている手は手動同期。といっても設定ファイルをコピーするだけだけど。
「Operaについて」の項目に表示されるOpera Stableフォルダの場所を確認して、フォルダ内の「favorites.db」「favorites.db-journal」をコピーしておけば、PCが変わったり再インストールした後でも同フォルダ(ユーザー名はに注意)に上書きすればスピードダイヤルは移行できる。
Chrome拡張も流用できるようになるOperaアドオン「Download Chrome Extension」
なんだかんだ言ってもChrome全盛の時代。便利なChrome拡張をいろいろ使っているユーザーもいるだろう。私もChromeが長かったので、拡張が使えないくなるのに抵抗があった。
でもOperaのアドオンの中にはChrome拡張をOperaで使えるようにするための「Download Chrome Extension」というのが存在する。なかにはうまく動かない拡張機能もあるが、これで動けばOperaに乗り換えるのが容易になる。
ノルウエー製のブラウザだが、web検索も速くて動作もサクサクしている。あまたあるブラウザの中では最も動作が安定していると思う。また、いくつか存在するマイナーかつマニアックなブラウザと違い、Operaはギリギリ市民権を得ているブラウザだと思う。いつになるのかわからないが、クラウドサービスが完成する日を心待ちにしている。