webOSやクラウドOSとして有名、というか未だに話題に上る元気があるものというと、今年9月に「LuneOS」に改名した旧「Open webOS」ぐらいのものだが、一時期あっちにもこっちにも登場したクラウドOSサービスも、ここ2年ほどでクローズしてしまったものが多い。
そもそもwebOSとは、ブラウザーの中で動く”OSもどき”のようなもので、以前『体験!ブラウザー上で動くOS「ZeroPC」』の記事で紹介したZeroPCもその1つ。
ZeroPCは企業が提供しているwebOSで、最近はスマホにも柔軟に対応しており、ますます盛んな様子だけれど、今回紹介するサービスは今も生き残っているクラウドOSたち。使いようによっては便利なので、知らない人はこの機会に1つくらい登録しておけば、いざという時に役に立つかもしれない。
1.ZeroPC
フリーで使えるストレージが1GBついてくる無料コースあり。Box、Dropbox、Googleドライブ、SkyDrive、SugarSyncのホストとしてクラウドストレージサービスの橋渡しをすることが可能。 外出先のPCでアクセスしたり、AndroidやiPhone上でも利用できるので、いろいろ重宝する。
2.SilveOS
Silverlightの上に構築されたクラウドOS。Silverlightと任意のブラウザがあればどこでも使える。WebからSilverlightのアプリをインストールすることも可能。
3.ZimDesk
オープンソースのwebOSそのものという感じの外観。オフィススイート、連絡先マネージャ、RSSリーダー、カレンダー、メールクライアント、FTPクライアント、ファイルアップローダやマネージャーを備えており、デスクトップとしてひと通りの作業ができる。
スプレッドシートが使えるZimDeskなどは、表計算ソフトのない環境(めったにないけど)でも困らないし、画像処理ソフトがインストールされていない環境でもブラウザー内OSでソフトを起動させて編集ができる。
まあ、そうは言っても、今はオンラインサービスで何でもできちゃう時代なので、やはり一頃のクラウドOSの能力だけでは魅力が足りないのは確か。「ブラウザー上でOSが動く」というのを見て楽しむ、みたいな用途しか無いのかもしれない。