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飯山市ふるさと納税でもらったスティックPC(MS-NH1)はメインPCになりうるか

マウスコンピューターのスティック型PC「MS-NH1」が長野県飯山市のふるさと納税特産品になっていたので、速攻で申し込んだ。ちょうど買おうかどうしようかと迷っていたところだったので、渡りに船って感じ。

→ふるさと飯山応援金(ふるさと納税)

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流行りのふるさと納税だ。実質2,000円でスティック型PCが手に入る。しかもロジクールのタッチパッド付きワイヤレスキーボードもついてくるということなので、どこまで得かわからない。実際に買うと6,000円近くするようなキーボード付きでスティック型PCが2,000円とは、ほとんどタダ以下のような感覚だ。

申し込みの後、2週間ぐらいで届いた。「申し込みが殺到して混んでるから最長1か月」とアナウンスされていたわりには早かった。数日で特産品リストから消えていたので、結構な人気だったのだろう。

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Windows10にアップデートして使用

もともとはWindows8.1 with Bingがインストールされている製品。現在はWindows10がプリインストールされたMS-NH1-W10が23,500円で発売されているけれど、今回のものは19,800円の製品だ。Windows10にしようかどうしようか悩んでいたのだけれど、初回起動時に当たり前のように「Windows10にできますけど?」みたいなことを聞いてきたので、まあ8.1よりはいいかと思い、アップデート。

数時間のセットアップ作業ののち、起動してみたらCドライブの空きは8GB程度。案の定だよ・・・。

32GBタイプのものとはいえ、もともと復元ディスク等で確保されている領域があるから、実質は24GB程度。そのうちの数GBしか空いてないのは当然か。やむなくWindows10の一時フォルダ等を消して10GB以上の空きを確保。

普段使いのアプリは普通に動く

空きがその程度なので、入れられるアプリは限られる。ブログメインのPCなので、普段使いのアプリは最小限のOffice関連やPhotoshop・PhotoScape等の画像関連ソフト、それに動画再生モノが中心。2~3日使ってみたが、これらのアプリならば問題なく動くようだ。さすがに動画編集ソフトは厳しそうなのでやめておいた。

使っていてまず気になったのは、スリープ機能がないこと。「消費電力が10W程度なのでスリープさせる煩わしさがない」という説明を目にすることがあるけれど、このスティックPCはスリープがそもそもできないようだ。だからずっと動き続けている。モニター表示は一定時間でOFFにできるのだが・・・。

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ずっと動き続けているとどうなるかというと、CPUやGPUの温度がめちゃめちゃ熱くなる。触れないぐらい。しかも一定温度に達した際に動作クロックを落とす機能があるので、熱くなると動きが悪くなる。動画がカクカクしたり、マウスやキーボードの反応が悪くなったり・・・。これはいかん。これが話に聞いていたスティックPCの熱暴走か・・・。

BIOSのアップとヒートシンク

というわけでいろいろ調べてみたところ、メーカー側でも対応策を講じていた。旧式のM_A05や現行のM_A06から入れ替えるファームとして、テスト用BIOSのM_X18_T01というバージョンを公開していた。これに入れ替えるとターボブースト機能がONになり、負荷がかかるとクロックアップしてくれるようになる。テスト用だから自己責任で、ということになるが、これをあててみたところ、動作が格段に良くなった。

BIOS_TURBO

mouse computerのサイトで「サポート情報」の「各種ダウンロード」でシリアルNO.を入力して検索すると、BIOSが引っかかってくる。3種類どれでも落として使えるし、意外なほどあっさり書き換えることができるので、熱暴走対策に悩んだ時には手を出すのもアリだ。

BIOSUPWEB

→「mouse computer」公式サイト

さらに、個人ユーザーの間では「ケースに穴を開けてヒートシンクを付ける」改造が行われているようだ。やはり熱対策は危急の問題らしい。

週刊アスキーのサイトでも紹介されていた。今のところはそこまで困ってないのでやらないけれど、個人的には興味が大アリ。冷やながら使った方が長持ちしそうだし・・・。

→マウスのスティック型PCを魔改造! ノーマルより冷え冷えになった全工程

拡張性はこの際目をつぶろう

データを保存する際に使える記憶媒体は、内蔵スロットに挿せるMicroSDだけ。64GBまで対応しているそうだ。ストレスを感じないためには、読み書き速度の速いものがいいだろう。

MS-NH1はUSBポートが1つしかない。しかもUSBキーボードなどで使ってしまうはずなので、USBハブでもなければ複数利用はできない。Bluetooth内蔵なのでキーボード類をそちらで済ますという手はある。とにかく拡張性はかなり窮屈だということは否めないのだ。


まだ使い始めて日は浅いが、メイン一歩手前のPCとしては十分使える。何よりPC周りがスッキリしたのがうれしい。スティック型PCは液晶モニターの後ろにぶら下がっているだけだから、これ以上の省スペース感は味わえないと思う。しかも無音。とにかく熱対策さえしっかりすればメインに準ずることは十分可能だ。ただし、Photoshopの操作は少々忍耐が必要。

あと一応念のため、電源は毎日落とすようにしている・・・。

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[この記事を書いた人] おき兄
デジタル世界で遊び続けて十余年。ガジェット大好き。組み立てたり壊したりするのも好き。昔はマザーボードに美しさを感じたりしていました。最近はVR/MRに傾倒。Xアカウント:@Okiniでも情報共有。

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