ネトフリやアマプラでドラマや映画を見まくっている人が増えている。私もその一人で、かなりの時間を韓ドラをはじめとしたさまざまな作品の視聴に費やしている。
ただ、サービスを使い始めた最初の頃はスムーズに再生されなかったり画質が急に落ちたりする原因がわからず、やきもきした。
動画配信サービスを快適に利用するためには、必要とされる通信速度を確保・維持するのが大切。簡単にまとめてみた。
目次
ネットフリックスの視聴に必要な通信速度は?
ネットフリックスの公式アナウンスによると、最適視聴に必要な通信速度の目安は次の通り。
| 推奨されるMbps |
---|---|
標準画質 (SD) | 3 |
高画質 (HD) | 5 |
4K/UHD 4K (UHD) | 25 |
ほとんどの人が高画質(HD)で見ているのではないかと思うけれど、通信速度があまり速くない環境の場合、混雑する時間帯になると不具合が生じる。
特に夜間の時間帯や週末などはネットワークの利用者が多いので推奨速度を下回ることもありうる。そうならないためには自宅のネットワーク環境を見直して、普段からできるだけ早い通信速度を維持しておくことが大切。
Amazon Prime Videoの推奨速度は?
Amazon Prime Videoの公式アナウンスによると、最適視聴に必要な通信速度の目安は次の通り。
| 推奨されるMbps |
---|---|
標準画質 (SD) | 1 |
高画質 (HD) | 5 |
4K/UHD 4K (UHD) | 25 |
通信環境を見直して速度を改善
推奨される速度に達していても、ギリギリのレベルではネットが混雑したときに視聴障害が起こることも。
ネット環境を見直し、改善することで速度が向上するかもしれない。
Wi-Fiが弱い、あるいは届かない場合の原因には次のようなことが考えられる。
・隣近所のWi-Fiと干渉しあっている。
・Wi-Fiルーターを収納家具(棚やケースなど)の中に収めている。
・Wi-Fiルーターの近くに鉄製のロッカーなどがある。
・鉄筋コンクリートの壁が妨害している。
・Wi-Fiルーターから離れすぎている。
・Wi-Fiルーターを床に置いている。
・キッチンや水回りの近くにルーターを置いている。
・ルーターの近くに水槽や花瓶がある。
・Wi-Fiルーターの接続可能な端末台数を越えている。
また、Wi-Fiルーターとの距離が遠すぎる場合は他のデバイスを利用してネットワークの範囲を広げる必要がある。具体的には次のような方法が考えられる。
・無線LAN中継器を利用する。
・PLCアダプター(電力線LAN)を利用する。
・同軸線モデムを利用する。
プロバイダーによる速度差も
家庭用のインターネット回線ではプロバイダーによる速度差も否定できない。混雑時でもある程度の速度を保ってくれるプロバイダーなら動画配信も快適かもしれない。
Netflix公式のプロバイダー比較サイトがある。回線をプロバイダーから見直す場合には参考になる。
スマホの場合はデータ上限にも注意
なんだかネットが突然重くなって動画の再生ができない・・・というような場合は、データ使用量の上限を超えて通信制限が掛かっていることも考えられる。
また、WiMAXなどのサービスの中には直近3日間に10GBを超えると24時間の通信制限がかかるものもある。
ちなみにネットフリックスのデータ使用量の目安は次のとおり。
標準画質では1時間あたり0.3GB、高画質では0.7GB、最高画質ではHDで3GB、UHDで7GBとなっている。
また、アマゾンプライムビデオは次の通り。
標準画質では1時間あたり0.38GB、高画質では1.40GB、最高画質では6.84GBとなっている。
サービスによって差はあれど、高画質で一晩中視聴しているとそれなりのデータを消費する。知らず知らずのうちに上限を超えてしまうこともあるので注意が必要だ。
通信制限やっと終わる、、
Netflixの垂れ流しなんかもうしない、、— .@ (@l_neru_) October 31, 2019
まとめ
以上、Netflix(ネットフリックス)やAmazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)などビデオオンデマンドのサービスを快適に視聴するために必要な通信速度についてまとめてみた。
最低でも5Mbpsの通信速度を保つ必要がありそうなので、常時それを上回る速度が安定して使えるような環境にしておくことが望ましい。
主回線はそれなりの速度があってもWi-Fiルーターによって速度が落ちているということもあるので、速度計測をした上で必要に応じてルーターの交換など検討したほうがいいかもしれない。