2023年時点ではあまり普及していないけれど、次世代の画像ファイルフォーマットとしておすすめなのが「AV1 Image File Format」、通称「AVIF」と呼ばれるもの。
AVIF形式はHEICやWebPを上回る圧縮率がウリで、同等の画質で同じサイズのJPEGと比較すると20%程度のサイズ。だからディスク容量を圧迫しないし転送も速い。世の中のそのうちAVIFばっかりになるんじゃないかと思う。
本記事ではAVIF形式のファイルやAVIFファイル群を圧縮したZIPファイルなどが閲覧できるWindows向けのビューア「NeeView」を紹介します。
AVIFファイル向けビューアのおすすめは「NeeView」
世の中のPCのほとんどがWindows10か11になってしまった現時点で、最もAVIFファイルに適したビューアは「NeeView」。マイクロソフトのストアアプリから無料で入手できる。
といっても、このアプリ単体でAVIFファイルが見られるようになるわけじゃない。Windows10とか11でAVIFが扱えるようにするには「AV1 Video Extension」というコーデックが必要。これを入れればAVIFファイルやAV1コーデックの動画ファイル(webm形式)も扱えるようになる。
NeeViewならZIP圧縮したAVIFファイル群も読める。見開きファイルの片面表示にも対応しており、コミックビューアとしての使い勝手は抜群。
ちなみに見開きファイルは [ページ]メニューの [右開き/左開き] [横長ページを分割する] で調整する。
AVIFファイルを作るなら「GIMP」がおすすめ
JPEG画像をAVIFに変換したい場合はフリーソフト「GIMP」がおすすめだ。
GIMPはデフォルトでAVIFに対応しているので、[名前を付けてエクスポート] をする際に [ファイル形式の選択] で [HEIF/AVIF]を選べばOK。
スマホ向けのビューアなら「Comic Screen」
スマートフォンでAVIFファイルを閲覧したい場合は「Comic Screen」が秀逸。これに勝るコミックビューアはない。ZIPやrarなど各種の圧縮形式にも対応。
ただしComic ScreenはAndroidにしか対応していないので、iPhoneの場合は「ComicGlass」を利用。(400円)
おわりに
本記事ではAVIF形式のファイルやAVIFファイル群を圧縮したZIPファイルなどが閲覧できるWindows向けのビューア「NeeView」の紹介でした。
Windows用のビューアはずっとHoneyViewを愛用していたのだけれど、AVIFが登場してからはもっぱらNeeViewを使っている。
まだ登場したてのAVIFだけれどファイル容量の軽さが快適さに直結する世界なので、今後メジャーになっていく可能性が大。