ちょうど今、2015年3月上旬には、日の入り後の西の空に火星・金星・天王星が並んでいるのを観ることができる。ちょうど太陽の後を追うように、火星・金星・天王星の順で沈んでいくので、いい感じに一直線に並ぶのだ。
観測地点を決めたら、空のどのあたりに何時ごろ見えるのかをあらかじめ知っておきたい。思わぬ障害物とかが邪魔をする場合もあるからだ。そういう時に役に立つのがスマホアプリの『スカイマップ』と『星座表』。どちらも無料で高機能。
どちらのアプリもGPS対応でジャイロセンサー対応なので、空にかざすだけで見える星座や惑星がわかる。今どきの天体観測は本当に楽になったものだ。
Google謹製の『スカイマップ』
→「スカイマップ(SKYMAP)」Android
『スカイマップ』はGoogle謹製なので、使い勝手がとてもいい。スカイマップには「タイムトラベル」という機能があり、好きな日時に飛べる。日没の場合「次の日没」を選べば、効果音とともに一発でその時の空へ飛んで行ける。
スカイマップで観る惑星の並びはこんな感じ。
美しさも機能も断トツの『星座表』
『星座表』のグラフィックの美しさは、他のアプリの追従を許さない。大げさではなくて、ホントに美しい。機能面も素晴らしい。個人的には、フリーソフトの中で最もよくできた天体アプリが『星座表』だと思っている。
星座表の場合、上方の[日時指定アイコン]をタップして、右に表示されるゲージをワイプさせることで観たい日時を変える。このアプリは驚くほど高機能なので、今回の惑星3つ並びを観る以外にいろいろ遊んでほしい。以前書いた記事を参照のこと。
→スマホの中に宇宙がある!皆既月食や星座の観察に役立つ強力なアプリ『星座表』
で、星座表で見ると惑星の並びはこんな感じになる。
金星と火星は肉眼で十分見えるそうだが、天王星となると双眼鏡が必要。このところ天気が不安定なので心配だが、1日ぐらいは観れるんじゃないかな。