実質無料の楽天モバイル「Rakuten Hand」は。スリムでサクサク、何だか凄く名機っぽい予感！
楽天モバイルの回線と端末をセット購入すると、ポイントバックで端末0円＆1年間無料という信じられないキャンペーン。これは見逃せない！ということで早速申し込んだ。
申し込み後わずか2日で手元に届いた。
目次
結論から言えば「すごくいい感じ」
タダでもいらないようなスマホもあるけれど、これが無料ってどうなの、というのが一番の感想。とにかくこれが無料で使えるのなら、手に入れないという選択肢はない。
重量129gは、人によっては軽すぎて不安かもしれない。往年の名機「iPhone5s」を幅はそのままで長さを１センチほど伸ばした感じ。
5.1インチの液晶はもちろん広くはないけれど、画面表示にあまり不満は感じない。小さい・軽いを求めている人にはおすすめの良機だ。
動作的な印象はというと、価格20000円にしては「速い」。無料であることを考えれば「激速」である。
搭載されているSoCは「Snapdragon 720G」だけれど、ミドルレンジ向けのわりにはグラフィック性能が高いので動画やゲームのサクサク感が心地よい。
ポケモンGOは問題なく動く。でもAndroid機とiPhoneの両方でポケモンGOをプレイしたことがある人ならわかると思うけれど、AndroidでプレイするとポケモンGOはもたつく。ボールをくるくる回す際に多少カクカクする感じがあるのはRakuten Handに限ったことではない。
もっと言えば、我が家のGalaxy S10とS20でも、iPhoneと比べたらスムーズとは言えない。それと比べてあまり遜色は感じられないのだから、Rakuten Handはすごい。
もちろんカンペキではないRakuten Hand
Rakuten Handはとてもいいスマホだと思うけれど、もちろんこれ一台で何でもカンペキにこなせるわけはない。そこは20000円だから。
残念と言えば残念な点を挙げると、次のようになる。
- ストレージが64GBしかない
- eSIM専用機でSIMカードスロットなし
- HDMI出力はできない
- SIMフリーじゃなくて楽天回線専用
格安SIMカードを差し替えて使うことに慣れている人にとっては、SIMカードスロットなしのeSIM専用機と聞くだけで抵抗感があるかもしれない。私もSIMカードじゃないことに一瞬尻込みした。
でもRakuten HandはそもそもがSIMフリー機ではなくて楽天回線専用機。楽天のSIMがあったとしても、それを他のスマホやモバイルWiFiルーターに挿して使えるわけではない。だからeSIMでも問題なし、と考えた。
ちなみにIIJmioのeSIMならRakuten HandやRakuten miniで使うことも出来るようだ。ただし音声通話には非対応で、データ通信のみ。
Rakuten HandにはSDカードスロットすら無い。ということは、64GBしかないストレージで全てまかなうことになる。本機をメイン機としてお迎えして、写真を撮りまくるのはちょっと難しそうだ。
特に大きなアプリやデータを入れていない状態でも、30％ぐらいは使用済み。保存できる写真の枚数は高画質で4000枚ぐらいかも。
あと、実は真っ先に試してみたのだけれど、USB-Type CのHDMI変換アダプターを使ってもテレビへ出力することは出来なかった。Amazon Primeビデオが見られるかなと期待したのだけれど。
仕様を見ても【USB Type-C / USB 2.0】となっていて、USB3.0ですらない。映像出力機能は無理っぽい。
rakuten handをテザリング用に契約したけど、普通に爆速でビビってる。ここ繁華街やけど？？？#geforcenow をモバイルでやる分になんの問題もないので、しばらくは愛用。HDMI出力できたらええのになぁ。#楽天モバイル pic.twitter.com/so1IDdWlwt
— ゆぴぴこ☁️୨୧ (@yupipico_cu) December 31, 2020
他にも気になる細かい点が出てくる可能性もあるけれど、オールマイティーな訳ではないので過度の期待は禁物、ということだ。
ポケモンGOの”あれ”はできない
Rakuten HandはポケモンGOをプレイするのに特に問題はないのだけれど、AR+（エーアールプラス）には対応していないため、GOスナップショットの中でもよりリアルな写真撮影を楽しむ機能は使えない。
これはRakuten Handだからということではなく、ある程度スペックが高いAndroid機でなければ実現できないことなので諦めるべき。
予想外のうれしい機能がいっぱい
難点を探せばいくつか出てくるRakuten Handだけれど、20000円なのにすごいなあと思う点もいろいろある。次のような点だ。
- AI機能付きカメラが結構使える
- まさかの「おサイフケータイ機能」付き
- 指紋認証に対応
シンプルで使いやすいカメラ
Rakuten HandのカメラはAI機能付きのデュアルカメラで、4800万画素の広角レンズと200万画素の被写界深度センサーが組み合わさっている。
難しいことはAIがやってくれる。画面上のピントを合わせたい場所をタップして、ピピッと鳴ってピントが合ったらそこに表示されるカメラマークをタップすればシャッターが切れる。シャッターを切る前に画面を上下になぞることで明るさの調節も可能。
AI機能に頼らずに最初からフィルターをかけて撮影することもできる。カメラの設定項目はシンプルなので細かな調節はできないけれど、いざという時にササッと撮るのに多機能は必要ない。
ぼかし機能というものも付いている。これはiPhoneのポートレートモードのような感じなので用途は限られると思うけれど、デジイチのように背景をぼかせるのはうれしいことだ。
SNSとかブログにアップする写真ならRakuten HandのカメラでOKなのでは、と思ってしまった。
下の写真はHandで撮影した、ちょっと溶けてしまったクロネージュ リッチショコラ。
ちなみに自己責任でGCamをインストールすると、Rakuten Hand夜景モードが使えるようになるらしいが･･･。
この価格で「おサイフケータイ」
現行のおサイフケータイ対応スマホで、確実に最安だと思われるRakuten Hand。このシンプルさでFelica対応なのはポイントが高い。中古でもない限り、この価格でおサイフケータイは手に入らない。
モバイルSuicaもGoogle Payも入れて準備万端。まあ、今のところは多分使わないけれど、一応は使えるようにしてみた。
ちなみにデフォルトではNFCのリーダ／ライタ機能が無効になっているので注意が必要。
指紋認証
この価格で指紋認証システムが付いているというのも驚きだ。指紋センサーは液晶上にあり、使うときだけ表示される。
実は指紋認証以外にも、Rakuten Handは顔認証にも対応。コンパクトでもセキュリティに抜かりはない。
おわりに
記事作成時点での楽天モバイルは、端末代金が実質無料というだけでなく、2021年１月末に発表された楽天モバイルの「UN-LIMIT VI」プランなら利用量１GBまでは０円という価格破壊っぷり。
【新料金プラン】
たくさん使う人にも、あまり使わない人にも最適なワンプラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表しました！・1回線目はデータ利用量が1GBを超えない月は0円！
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▼コチラから視聴可能▼https://t.co/g9W2gh7OPI
— 楽天モバイル (@Rakuten_Mobile) January 29, 2021
これを機に家族それぞれに１台ずつ申し込んでおこうか、と思ってしまう。みんな同じことを考えるかな。
とにかくRakuten Handは入手しておいて絶対に損はない、かなりおすすめの製品だ。コスパを考えると名機と言ってもいいくらい。
サブ機の購入を考えている人なら迷うことなくこれ、だと思う。