日本通信(b-mobile)とVAIOが3月12日に発表したVAIOブランド初のスマートフォン「VAIO Phone」。このスマホが端末スペックといい、料金設定といい、とにかく現在のMVNOも含めたスマホ業界に求められる条件が全て揃っているといってもいいぐらいで、速攻で乗り換えたくなってしまう魅力の商品なのだ。
その魅力とは・・・。
端末代金が実質「1,200円×24回」と格安
「VAIO Phone」は51,000円(税別)なのだけれど、「VAIO Phone 高速定額」では端末代金(24回払い)を含めて月1Gバイトの高速通信(LTE)付きプランで月額2,980円、音声通話+LTE高速データ通信使い放題のセットで月額3,980円という破格の料金プランを提供している。b-mobileの現行の料金体系は音声通話+LTE高速データ通信使い放題で2,780円なので、差額を考えると実質1,200円×24回払い=28,800円で手に入ることになる。母体のSONYとは分離したとはいえVAIOブランドのスマホだ。この金額で手に入ればお買い得というものだろう。
納得の端末スペックも魅力
「VAIO Phone」はハイエンド機とは言わないまでも、OSは「Android 5.0 Lollipop(ロリポップ)」だし、ディスプレイは720×1280ピクセル(HD)表示だし、CPUはクアッドコア1.2GHzだし、内蔵ストレージは16Gバイト(RAM 2Gバイト)と、かなりいい感じのスペック。カメラも背面カメラが13メガピクセル、前面カメラが5メガピクセルと、同価格帯の格安スマホと比較しても断トツの高性能さ。
バッテリーも2,500mAhの大容量で、連続通話は最大約800分、連続待ち受け最大約500時間と必要十分。
「03スマホ」への対応も魅力
今後新しく提供される予定の「03スマホ」サービスや、ヘルスケアサービスなどに対応予定とのこと。ブランド力の強いVAIOだけに、今後のサービス展開は大いに期待が持てる。
vaioの福田副社長が「ストライクゾーンど真ん中に直球を投げた」とコメントするだけのことはあり、ど真ん中にズキュンと来たユーザーも多いだろう。まさに”どストライク”な「VAIO Phone」の出現は、実はMVNO業界の更なる価格競争を引き起こす剛速球なのかも知れない。っていうか買い換えたくなった。