050PlusのようなIP電話だけではどうも・・・と思っている人はやはり音声通話付きSIMに走る。最近はMNP(番号ポータビリティ)が当たり前で、各社ともほぼ同じようなサービス内容で価格競争をしているが、その中でもコストパフォーマンスで爆走している感のあるメーカーが、10月からさらにパワーアップする。
現行の主要メーカーの比較はこんな感じ。価格はすべて税抜き。
月額(税別) | データ通信 | 通話料 | |
---|---|---|---|
U-mobile 通話プラス 1GB | 1,580円 | 1GB(月)/ LTE速度→128kbps | 20円/30秒 |
BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM | 1,600円 | 1GB(月)/ LTE速度→200kbps | 20円/30秒 ※BIGLOBEでんわアプリを使うと10円/30秒 |
IIJmio(みおふぉん) ミニマムスタートプラン | 1,600円 | 10月から2GB(月)に変更 150MBps→200kbps | 20円/30秒 |
So-net +Talk S2プラン | 1,890円 | 1.5GB(月)/ 150MBps→300kbps | 20円/30秒 |
U-mobile 通話プラス 1GB
<公式サイト>
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月額1,580円。音声通話はオプションでキャッチホン(200円/月)や留守番電話(300円/月)が可能。
Ascend G6とのセットは2,822円/月なので、24か月の分割で支払う端末代は29,808円。この金額はAscend G6の価格としては適正。
BIGLOBE LTE・3G 音声通話SIM
<公式サイト>
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月額1,600円。「BIGLOBEでんわ」アプリ経由でかけると通話が3分10円になる。キャッチホンや留守番電話は使えない。データ通信量が3日間で360MBを超えると制限がかかる。
LG G2 miniとセットの場合は月額+1,380円が24か月続くので、端末代は33,120円。この金額はLG G2 miniの価格としては適正。
IIJmio(みおふぉん)ミニマムスタートプラン
<公式サイト>
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月額1,600円。キャンペーンが多く、お得感が高い。キャッチホンや留守番電話は使えない。データ通信量が3日間で366MBを超えると制限がかかる。
端末とのセット販売はない。現行では1GB/月の制限が、10月からは2GBに拡大。
So-net +Talk S2プラン
<公式サイト>
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月額1,890円。キャッチホンや留守番電話は使えない。SMS(ショートメッセージサービス)が3円/1通で使える。データ通信量が3日間で360MBを超えると制限がかかる。
ZTE Blade Vec 4Gとのセットは2,480円/月。端末代は14,160円とかなり割安。
価格差がそれほどない中で、10月からのIIJmioの1GB→2GBの増量は大きい。いずれは他メーカーも追従するかたちになるだろうが、現行ではIIJmioのコスパは魅力。さらにIIJの場合、ビックカメラと提携した「BIC SIM powered by IIJ」という同価格のキャンペーン商品がある。これにはオリジナル特典として「公衆無線LANサービス Wi2 300」のアカウント(月額362円)が無料でついてくる。Wi2 300をよく使う人にとってはおいしすぎる特典だ。
IIJの魅力はまだある。
1つは高速データ通信サービスのOn/Offが可能であること。これにより使い手自身で判断して高速データ通信量を節約することができる。そしてもう1つ、繰り越しが可能であること。クーポンと呼ばれる高速データ通信量の有効期限を翌月末までとすることにより、使い残しが翌月に繰り越される独自の仕組みを導入している。
日進月歩の価格競争が続くデータ通信業界だが、今のところ「BIC SIM powered by IIJ」ほどおいしそうなサービスは他になさそうだ。